第四十三番 も もももすももも かわもにうかぶ ふもとのかわの もがゆれる (この中に「も」が九字つかわれています) 桃も李も 川面に浮かぶ 麓の川の 藻が揺れる 穏やかな時の流れの底で ひっそりと始まった新しい動きが やがて大きなうねりになっていきます 目を離してはいけません