ピアノレッスンの日々

 

01/09/22
銀座のヤマハでグランドピアノの弾きくらべ。一般用のCシリーズと、豪華版のSシリーズを弾きましたが、音が全然違います。ちなみに値段も2倍くらい違います(笑)。一般に売れてるのがC3というモデルで、150万円以下で買えるんだけど、これはいわゆるヤマハ・トーンでキンキンした音なんです。音色コントロールも今一歩だし、練習用という感じですね。Sシリーズになると音色自体が変わって、暖かみと厚みのある音になります。音色のコントロールもしやすいし(コントロールの難しいスタインウエイに対するアドバンテージ)、フォルテで弾いたときのゴージャスな音響が良いです。特に最上位のS6は低域の響きが官能的というか、うっとりするようなものがありますね。でも、500万円くらいするので(げ)、おいそれとは買えません。ってゆうか、置く場所もないんだけど。
01/09/21
日本人ピアニストでは最高レベル(内田光子は別格として)と思われる小山実稚恵さんのリサイタルでサントリーホールへ。急遽行くことにしたのですが、チケットが残っていたのでステージ横の2階席が取れました。B席だったりするのですが、ここの音響が良いのよ。サントリーホールは残響が多いのでできるだけピアノに近い席、それも2階の、弦の直接音が届く場所が良いわけで。
プログラムはバッハ、モーツァルト、ベートーベン、シューマン、ショパン、ラフマニノフと実に多彩。フーガと変奏曲がテーマになっているのですが、とにかく色彩豊かな演奏で面白かったです。
ベートーベンのソナタ30番とか、習作っぽい雰囲気があってあまり好きではなかったのに、躍動感あふれる演奏でめちゃ良かったし、シューマンのABEGG変奏曲、ショパンのマズルカでは音色もそれっぽく変わるんですね。圧巻はラフマニノフのソナタ2番。これは凄かった。ホロヴィッツやクライバーンみたいな鍵盤上連続爆撃みたいな演奏ではなくて、力強さの中に抒情性も重視した演奏で、曲の構成がわかりやすかったです。←長い曲なので、ガンガン弾くだけでの演奏はくどい&つまらないのよ。
アンコールはラフマニノフとショパンの前奏曲。本編がフーガ&変奏曲で、アンコールに前奏曲をもってくるあたり上手いですね。さらに2曲、スクリアビンのエチュードを弾いてくれて終演となりました。
01/09/18
2週間ぶりのピアノレッスンでございます。30分間だと全然足りないですよねえ・・・と先生もおっしゃるほど内容が濃いっす。
01/09/15
練習メニューは変わらず「毎日の練習曲」3〜6番あたりとインヴェンション2〜4番。
01/09/11
ピアノレッスンの日でしたが台風のために中止ということで。ま、いっか。
01/09/10
「毎日の練習曲」3〜6番あたりを練習。6番が超難しいっす。
あと、なにげに「別れの曲」を弾いてみたら、やっぱり初見でけっこうイケてしまったので、本腰を入れて練習することに決定。多声部の弾き分けがポイントなので、今のワシにはちょうど良い練習になると思いますです。
最近ハマってるのがArcadi Volodosというピアニストがベルリン・フィル&James Levineとやったラフマニノフのピアノ協奏曲3番。とにかく技術的に完璧な演奏なので。完璧な技術から生まれる演奏は、ラフマニノフらしいのロマンティシズムと豪快さを併せ持つ絢爛豪華な世界。ピアノの音色も美音だし、録音がすごく良い。ラフマニノフ3番はアシュケナージとか、ホロヴィッツとか、いろいろ好きな演奏はあるのですが、ロシア的な情念に頼らず冷静に演奏してる点では彼ら以上の名演でしょう。レジェーロ(軽いタッチ)に弾く箇所が多いのですが、重々しい和音との対比を生かすためのようです。第二楽章がいいんだよなあ。他の人だと退屈するんだけど、何故かすごくいいです。
01/09/01
間が空いてしまいましたが、とりあえず8月より新しいピアノ教室に通い始めております。山野楽器のミュージックサロンで、東京駅八重洲口のすぐ前のビルだったりします。1回あたり30分間のレッスンのくせに料金が高いのでイヤだったんですが、すでに半年もレッスンに通っていないし、バラードも上手く弾けないし、さすがにこのままではヤバそうな感じがしてきたので、手っ取り早く行けるところで決めちゃいました。最初の体験レッスンでツェルニーの「毎日の練習曲」を弾かされたのですが、初見でいきなり両手で弾いてしまって(普通は片手ずつやるらしい・・・)、あっさり上級者扱いになってしまいました。(初級・中級・上級とクラスが分かれていて、順にレッスン料が高くなるのよ)。
先生ともいろいろ相談したんですが、ツェルニー「毎日の練習曲」と、バッハ・インヴェンションをやることに決定。ツェルニー40番は譜読みに時間がかかるし、譜読みが終わる頃にはすでに弾けている状態で、技術的にはほぼ修了してしまっているんですね。あと右手偏重で左手の練習量が少ない。一方の「毎日の練習曲」は見開き2ページくらいの曲ばかりで、譜読みはラクなのに一癖あるフレーズが多いし、左右のバランスも取れていて指の訓練にはよさそうなのでした。難度的にはツェルニー40番と50番の中間くらいでかなり難しいんですけど。
というわけで、現在は「毎日の練習曲」の3〜4番と、インヴェンション2〜4番をやってます。インヴェンションは以前弾いていたので楽勝ですが、「毎日の練習曲」4番のアルペジオはかなり嫌らしいというか、憎らしいです(笑)。
 
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