ピアノレッスンの日々

 

00/06/25
左手と薬指&小指の強化月間ということで、インターネットを見てる間も左手でピアノを弾いていたりするんですが(ピアノのすぐ横にパソコンが置いてある)、なにしろ無機的な練習ばかりで飽きてしまうので、ショパンエチュード作品10-No.12、すなわち『革命のエチュード』をやってみたところかなりイケてしまい、なんか1ページ目はほぼクリアできてしまったのでした。先々週あたりにNHKでシフがショパンの生涯を語る・・・という番組があったんですけど、そこでこの曲を弾いているシーンがあって、わりと簡単そうに見えたので手を出してみたんです。実際に弾いてみると、確かにショパンエチュードの中ではとっつきやすいんです。ただ、細かい動きの箇所は良いんですが、1拍でオクターブを超えてしまう大きなアルペジオはかなり難しくて、手首の旋回を上手に使わないととても弾きこなせません。でもゆっくりめのテンポではうまく回っていくので、少し練習しようと思います。この曲は右手はオクターブで旋律を弾く練習にもなるし、ちょうどいいかも。←左手の音階以上に右手オクターブが苦手かもしれない(汗)。
00/06/24
何か体育会系の練習をしようと思いたち、ハノンでタイムトライアルを実施。ハノンの1番(ドミファソラソファミレファソラシラソファ・・・以下永遠に続く)をどこまでスピードアップできるか試してみたんだけど、テンポ180が限界っぽい。全部16分音符なのでこのテンポだと1秒で12個も鍵盤を弾いてる計算になって、ちょっと聴いた感じでは『ダララララララー・・・』という音の羅列になってます。要するに、めちゃくちゃ速い(笑)。他の曲もやってみたんだけどハノンの前半の曲は全部テンポ120以上で弾けてしまうのでした。子供の頃は全然弾けなかったのですが、指と腕の脱力を覚えただけでこれだけの速度で弾けるわけです。ピアノに限らないんだけど、無駄な力を使わずに、常に筋肉をリラックスした状態に保つのは非常に大切なのでした。
00/06/23
大変忙しい日々なのですが、ピアノの練習だけは毎日欠かしません。ツェルニー30番練習曲はNo.28まで進んだので、来月早々にも終わりになります。
最近凝ってるのがショパンのピアノ協奏曲なんです。先日絶賛したツィメルマン弾き振り盤は大変ロマンティックな演奏で、従来的な解釈とは全く別物なのでこれを除外すると、やはり1968年録音のマルタ・アルゲリッチ(ピアノ)&クラウディオ・アバド指揮によるCDがベストになると思います。アルゲリッチの呆気にとられるほど天才的な感覚が爆発してます。ってゆうか、何か憑いてます(笑)。ピアノの演奏を聴いて思わず『すげーーっ!!』と感嘆したのはホロヴィッツのラフマニノフ3番、ポリーニのショパンエチュード、それにアルゲリッチのこのCDだけですね。アルゲリッチといえば、シャルル・デュトワ指揮で1998年にも同じショパンを録音していて、まあ名演には違いないのですがとても丸くなった演奏で、自分としてはかなりガッカリさせられました。←でも丸くなった分だけ味わい深さがあるので、じっくり聴くには良いですという話もありますが。
00/06/11
今日は余裕があったので、きちんとした観賞用オーディオセットでポリーニのショパンバラード集を聴きました。うーん、やっぱりいいっす。←実はワタシの宮殿にはオーディオセットが2つあって、1つは電子ピアノ&MIDI環境用、もうひとつは観賞用のちょっと豪華なヤツなのです。値段差は10倍近かったりする(爆)。
先月・今月とも、毎日1時間以上は真面目に練習しているので、4月あたりと比べるとまた上手くなってますね。5月下旬と比較しても上手くなってる。今月は薬指&小指の強化月間で、痛めない程度に重点的に練習しておりますが、それが功を奏しているみたい。たとえば遊びで弾いていた『幻想即興曲』なんか、この4・5日であっという間に弾けるようになってきてしまって、難しいはずの右手の仕上がりが早いのでどうしようってところ。あとやっぱり遊びで弾いてみたショパンのノクターン2番も、学生の頃弾いていたのとは比較にならないほどウマいし(笑)。というか、面白いように指が回るので、あの曲独特のきらびやかな装飾音やトリルを美しく鳴らすことができるようになったのが嬉しい。そもそも『弾きたいように弾けるための技術を得ること』が練習の目的なのよ。それとやっぱり演奏するにあったての心の持ちようが全然違うっす。大甘なほどに甘美なこのノクターンは、やはり子供には弾けないと思う。ショパンは3回失恋しないと弾けないということわざがあるんですが、当たらずとも遠からずですな。
00/06/07
仕事が忙しいのでピアノ教室はお休み。ってゆうか、左手の甲が異様に痛いっす。昨日、調子に乗って『幻想即興曲』を何度も弾いてしまったんです。ご存じの人も多いでしょうが、この曲は右手の高速音階&左手のアルペジオのコンビネーションが中心で、今の自分は右手はともかく左手パートはかなり弾けるんですよ。それで、いい気になって弾いていたら、今日になって手が痛いのよね。どのくらい痛いかというと、パソコンのキーボードを叩くのも憂鬱なほど(泣)。無理がかからないように、できるだけ手首を柔らかく使って弾いたつもりだったんですが・・・。今日は一日中会議で、ほとんどコンピュータを使う必要がなかったのでなんとかなりましたが。
へったぴーなワシでも、最近では古今東西の名曲が努力すればなんとか弾けるって感じになってきて、嬉しいのでつい無理してしまうんです。そうすると、こういうしっぺ返しが待っているわけで、やはりきちんとした基礎&技術なくしては成り立たない世界だと思うのでありました。
00/06/04
いろいろ練習。ツェルニー30番はNo.25から28まで手を付けていて、特に和音連打練習のNo.28はもう1ヶ月くらい毎日弾いていたりするわけ。和音連打というのは自分にとって鬼門で、子供の頃は全然ダメだったんですが、今はかなり弾けますね。というか、中学生くらいのころ壁にぶつかってピアノを弾くのが嫌になってレッスンをやめたんですけど(速くなめらかな音階、和音連打など、テクニカルな奏法が苦痛でたまらなかった)、30歳を過ぎてその壁を打ち破ってステップアップできた実感があります。和音連打の練習のおかげで、腕とか肩に筋肉が付いてくれて、けっこう気分がいいです(笑)。←ご存じの方ならわかると思いますが、ワシって腕が細いのよねー。すごく。
『ユーゲント・アルバム』は何番から始めるか迷ったあげく6番からスタート。楽譜中の用語が全部ドイツ語だったりするので、独語辞典を購入して【Langsamer】=だんだんゆっくりと=リタルダンドってことね、とか調べつつ進行中。欄外解説は独仏英の三カ国語なのに。
 
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