過去の我思う……


第540話:無線(2)  (2001/02/15)

 Windows XPが姿を現した。前回「Personal」と書いたのは正式には「HOME Edition」ということ。HOME EditionはWindows Meの後継で、Professional EditionはWindows 2000の後継という位置づけらしい。同じ名前のXPを関する以上、この二つの差が何になるのかというのが気になるところではある。

 で、前回の続きである。
 まず謝っておかなければならないのは、前回の最後の記述が誤解を生むということである。「Bluetoothの使用例の中にPC本体とディスプレイの間をWirelessにするというのがある」というのが存在するのは事実なのだが、とりあえず今Bluetoothとして販売されている器材並びに発表されているものだと1Mbpsで、IEEE802.11以下。ディスプレイとの通信はまだ規格化されていない構想段階での話ということになる。ちなみに、IEEE802.11b並みの10MbpsはRadio2.0(Version 2.0の意)で実現するんだそうだ。
 今出回っているBluetoothはRadio1.0という規格のもので、1Mbpsで有効距離10mという代物である。これだけであればあっさりとIEEE802.11規格の物の方が勝つであろう。そうはならないところにミソがあり、IEEE802.11のものと比較して
1)低電力で動く
2)障害物に強い
3)NokiaとEricssonが旗を振っている
4)プロファイルによってジャンル分けされている

 というメリットが存在している。
 1の低電力についてBluetoothでは最大出力別に3つのパワークラスを設けている。現在は100mWのパワークラス1、2.5mAのパワークラス2、1mWのパワークラス3で、パワークラス間は相互互換を持っている。これは到達距離が10mしかないという点と関係してくる。到達距離が短くていいのなら省電力化が出来るのは携帯電話とPHSの関係と同じである(待ち受け待機時間でPHSは携帯電話の2倍近い時間となっている)。
 2の障害物に強いというのはベースにしている技術の違いである。IEEE802.11bは見通しのいいところにHUBをおいて使うという有線LANの延長線上にあるのに対し、Bluetoothは携帯電話の技術がベースになっている。もちろん障害物が無い状態の方が通信状態がいいというのは変わらないが、携帯電話で解るように多少の障害物は最初から想定されていて、それに最適化されているのである。
 産業全体で見るとIEEE802.11bよりもBluetoothの方が積極的な理由は3にある。フィンランドのNokiaとスウェーデンのEricssonは携帯電話メーカーにおける世界大手で、両社合わせると世界シェアの40%にもなる。地元欧州だと70%にもなる。つまりBluetoothは携帯電話で採用が約束されたようなものなのである。今後の情報家電のネットワークのなかで、技術進歩が激しく、市場の伸び率も高い携帯電話を無視するわけにはいかない。携帯電話もつながる家庭内ネットワークを構築するにはBluetooth が一番早い解決策といえるのだ。最大7台までしか接続できないといっても、携帯電話を双方向リモコンのように使うイメージに近いので、大体一つの部屋では多くても7台くらいになってしまうのではないだろうか。テレビ、エアコン、ビデオデッキ、コンポ、電話、PC……あと一つ? 1の低電力というのは携帯電話に搭載することを前提としたためでもあるのである。単にPCの器材だったらこんな低出力である必要は無い。ノートPCでは利点になるかもしれないが、どうせ他のパーツの方が桁違いに電力をむさぼっているのだから……
 4はさまざまなアプリケーションをプロファイルによってジャンル分けし、同じプロファイル内のアプリケーション間での相互互換させている。例えばRadio1.0のSerial Port ProfileにはDial Up Networking Profileというプロファイルがある。これは例えばパソコンからのインターネットへの接続要求をBluetoothが携帯電話につなぎ、携帯電話が自動的にダイヤルをおこない、インターネットとの接続を確立するというシナリオを組むことを可能にするプロファイルである。上記のシナリオのためにはPCと携帯電話がDial Up Networking Profileをサポートしていればいい。大抵の機器はこれ以外にもある複数のプロファイルをサポートすることになっている。そうなると当然ある機器はサポートしていてある機器はサポートしていないプロファイルが混在するということがある。これに対してBluetoothは規格として、プロファイルやサービスレベルをチェックする機能(SDP:Sevice Discoverable Protocol)によって、事前に互いにどのプロファイルをサポートしているか、そして、提供しているプロファイルのサービスレベルをチェックすることになっている。

 とりあえず、今日はここまで。次回はプロファイルについてもうちょっと突っ込んで、どのような製品が企画されているのか私が面白いと思うものをピックアップしていこうと思う。
 ただし、2/16は諸事情による休刊

第541話:無線(3)  (2001/02/17)

 さて、とりあえず勉強を兼ねた無線の話は今回で連載終了……するはず。

 細かい規格が気になる人はBluetoothのWebPageで原文を眺めてもらうこととして、現行規格であるRadio1.0では大きく二つのプロファイルが存在する。シリアルポートを利用するアプリケーションを想定した「Serial Port Profile」と、家電製品を対象とした「TCS−BIN Based Profile」である。前回説明したDial Up Networking ProfileはSerial Port Profileに内包されているということになる。
 PCユーザーとして気になるのはSerial Port Profileである。このプロファイルに内包されているプロファイルは今のところ下記の5つである。
・Dial Up Networking Profile
・Fax Profile
・Generic Object Exchange Profile
・Headset Profile
・LAN Access Profile

 さらにGeneric Object Exchange Profileには下記の3つの下位プロファイルが存在する。
・File Transfer Profile
・Object Push Profile
・Synchronization Profile


 Dial Up Networking Profileは前回説明したように携帯電話とPCとでやり取りしてPCから携帯電話にアクセスしてインターネットに接続したり、携帯電話にデータがやってきたらPCにアクセスして自動的に立ち上げたりするのに用いられる。もちろん携帯電話とは限らず、モデムでもかまわない。今のところH゛向けのBluetoothモデムが発表されている。これはH゛に接続するアダプタと、パソコンのPCMCIAスロットに装着するPCカードからなるもので、その間は無線なのでH゛が鞄の中に入っていてもかまわない。アダプタがいらないようになれば説明文にあるようなアクセス方式となるはずである。

 Fax ProfilePCとFaxを繋げるものである。このプロファイルに対応した電話機とプリンターがあればFaxと同じことができるようになるという算段である。電話機とPCがFax Profileに対応していて、Faxデータを電話機が受信するとPCを立ち上げてHDDに画像データとして残すというシナリオも可だろう。

 順番がずれるが、Headset Profileというのは音声データの入出力部と通信端末を無線でやり取りするためのプロファイルである。携帯電話のマイク付きイヤホンがワイヤレスになった物を実現するためのプロファイルというとわかりやすいだろうか。もちろんワイヤレスヘッドフォンとしての使い道もあるだろうけど。

 LAN Access Profileは言うまでもなく、無線LAN構築用のプロファイルである。一応Bluetooth搭載のPC同士であれば無線で情報のやり取りを行うことができる。ただしRadio1.0では1Mbpsしかないので大量のデータをやり取りするには向いていない。このプロファイルはやはりRadio2.0から使い物になる代物であろう。じゃぁ携帯電話がこのプロファイルに対応したら電話帳とか音楽データのやり取りはこれで済むのか、というとYesでありNoである。SDメモリーのような増設メモリーを持つ携帯電話はともかくとして、電話帳とかは一般的にそのような領域に入っていないというのもあるが、専用のプロファイルが用意されているからというのが大きい。

 で、Generic Object Exchange Profileの登場となる。このプロファイルは携帯電話とPCのデータ転送に関する総合的なプロファイルで、SDPやセキュリティ機能など、いくつかの機能を含んみ、さらにObject Push Profile、File Transfer Profile、Synchronization Profileといった下位プロファイルをもっている。Object Push Profile携帯電話同士のデータ転送に関するプロファイルで、File Transfer ProfilePC同士のデータ転送に関するプロファイル(略してFTPというのは出来すぎ?)、Synchronization Profile携帯電話とPCの間で、スケジュール帳や電話帳のデータを自動的に転送しアップデートするプロファイルである。先ほどのYesでありNoでもあるというのは電話帳のデータはPCと携帯電話間ならSynchrinization Profileでやり取りされ、音楽データのアップロードのような作業はおそらくLAN Access Profileを用いるからである。PCの電源を立ち上げたら勝手にシンクロしてくれるというのはかなり便利そうである。機種交換しても勝手に電話帳とかのデータをセットしてくれるのだから。

 昨今、Bluetooth対応機器の発表が相次いでいるが、Bluetooth対応ボールペンとBluetoorh対応タイヤが結構気になっている。
 ボールペンの方は2002年発売を予定しているもので、現状でもIBMが似たようなコンセプトの物を発売している。書いたものをそのままPCに取り込んでいくわけだが、Bluetooth対応ボールペンの方が優位なのは、専用の紙を用いることによって、絶対位置を確定できる点である。PC上のポインターが画面上の何処にあろうと、紙の真ん中から書き始めれば画面の中央からトレースをはじめ、紙の右端から書き始めれば画面の右端からトレースを始めるといったことができるのである。紙の表面にランダムパターンが印刷されていて(人の目で判別付くような代物ではないらしい)、それから位置を確定しているんだそうだ。
 別に車に乗っているわけではないのだが、気になったタイヤはファイアストン製タイヤの事故多発問題が発端となって、タイヤの状態を監視するということの気運が生まれたことから発想が出たようである。各ホイールにチップを内蔵し、各タイヤの空気圧や温度などの変化をまとめてドライバーの携帯電話に知らせるという代物。対応したタイヤ(ホイールもだけど)さえ装備していれば、あとは携帯電話があればOK、車の改造は必要ないというのがウリ文句らしいのだが……危険な状態のタイヤで走っている車が近くにあると携帯電話が勝手に反応してしまうということにならなければいいが……それはそれで周りの人に注意を促すからいいのか?

 長くなってしまったが、とりあえずこれにて。

第542話:最近の出来事  (2001/02/18)

 物欲の小人さんの押さえ込みに今のところ成功しているので、物品購入はK6-III+の暴挙以来止まっている。まぁCD-Rのメディアを買うとかくらいはしてるんだけど……最近危険信号が点り始めているのがプリンター。現在使っているのがEPSONのPM-700C。この世に登場したのが1996年の冬商戦か1997年の春商戦だから発売から4年以上が経過していることになる。購入したのは1998年3月29日、発売から1年後。それから見てもそろそろ我が家に3年居座ろうとしているのだ。おそらく使徒のパーツとしてはFDDと並ぶ古株である(FDDも同じ日の購入品)。で、何処の調子が悪いのかというとピンチローラーとインク吸収スポンジと思われる。特定の位置に一直線の汚れが付くというのと一枚目の印刷から紙の頭に余計なインクが付いていることから推測している。今のところインクジェットプリンターの寿命を決定するのはユーザーによって交換することが出来ない消耗品であるインク吸収スポンジが握っているのでそれが限界にきたとい うことは寿命を迎えつつあるということと同義なのである。ちなみにEPSONのプリンターの場合インク吸収スポンジの限界より先にインクノズルの致命的詰まりの方が来ることが多いので、そちらの方が寿命を左右するという意見もある。私もPM-700Cを購入した時には1年くらいの寿命しかないと思っていた節があるし。では今すぐ買う気があるのかと問われるとそうでもない。次に他人に提出するための印刷は世の中の態勢と同じように年末であろうことが想像に難くない。そのころには2001年モデルが出ているはずである。Canonは何となく発色が好きではなく、PM900はドライバの出来がいまいちと言われている現在、写真画質級のプリンターを購入する決め手に欠けているのである。で、待ちの体勢なのである。
 他にも危険な状態になっているのがRootのHDDである。ファイルサーバーということがあり、片っ端から大容量データを詰め込んだのが原因でデータ領域の残容量が500MBくらいになってしまったのである。CD-Rに片っ端から焼いていくか、より容量の大きいHDDと交換するかしないといけないのだが……OS/アプリケーションドライブはGB単位で空いているというのに……なんか考え込んでしまう。

 最近の困ったことといえば「メール」と「サポートデスク」である。
 メールによる被害というとウィルスの件を前にも書いたことがあるが、その後、上司のところにウィルスが日常的に届くようになったのである。片っ端からゴミ箱行きにしているらしいが、発生源を突き止めないことにはその発生源が気が付かずに同じウィルスをひたすら何回も同じ人にばらまいている可能性がある。何しろメーラーが保持しているアドレス帳からデータを引っぺがして送りつけるタイプのウィルスだから。
 私の場合は被っているのはウィルスによる被害ではなく、訳のわからないメールが送られて来るという物である。いや、訳はわかるんだけど、なんで送ってくるの? というもの。件名をいくつか書いてみると……
・若返り(老化を逆行させる) リピート率100%が可能
・みづき18才です。私の私生活フォトギャラリー見てね。
・まゆのアルバム
・飯島愛話題のビデオを緊急アップ

 等々……最初のはネズミ講だし、あとは片っ端からアダルトサイトの案内である。向こうで何が待っているのかも解らないので見にも行っていないが……ちなみに上記のは先週1週間に届いた物だけをピックアップしている。それ以前からある時期を境にしてこのようなメールが頻繁に来るようになった。ちなみに時期的には20000Hitを記録した頃である。同一アドレスから送られてくるのであればメールの設定で来た瞬間に廃棄するという技も出来るのだが、それぞれがバラバラなためそのような処置も執りにくい。ただし、ヘッダ情報から同じアクセスポイントから似たような傾向の物が送られてくることからその辺から対処はとれるのかもしれないが……
 サポートデスクの方は被害というより対応が悪くなったということである。いうまでもなくPower DVDの発売元であるCyberlinkに対する意見だが、2/5にメールしてから今日に至るまでなんの返事もないのである。何らかしらのアクションは起こしてくれていても罰は当たらないと思うが……

割れたAthron あとはこんな画像はいかがだろうか。
 別に私がAthronなんて嫌いさ!! と言ってわざわざへち壊したのではない。そもそも私の物ではないのである。いつもの店に行ったらあったのである。話を聞くとSocketから外そうとしたらか、Socketにはめようとしたらなのか忘れてしまったが、その時に割れてしまったらしい。どうやらパッケージに気泡かなんかが入っていてそこに応力がかかって割れてしまったらしい。期せずしてPGAの断面とコアの直下部というのを目の当たりに出来たのだが……全然配線なんて見えない。金属光沢すら解らないのだ。最近の微細配線技術の賜物だというのをつくづく実感した。しかしどうやってこんなパッケージを大量生産するのだろうか? 確かに不良品はあるのだろうけど、コアから伸びている目にも見えない線がちゃんとピンまで伸びて、それをセラミックでパッケージングしてるんだよ? というわけで配線とパッケージングについて教えてくれる人大募集。一目で嘘と思えるネタでもOK(笑)

第543話:Green Driver2  (2001/02/19)

 いきなり話数が90足されているが、過去の履歴からどうも100くらいずれているらしいということが発覚し、調べてみたら第360話のはずが第340話になって20足りなくなったところに、そのまま計算された後の第410話がまた第340話になってさらに70足りないということがわかった。それを補正した結果がこの話数となる。ちなみに過去の履歴は補正し終わっているので、ちゃんと昨日は第542話となっている。久々の更新という時にこのような現象が起きていた。まだ1話ずれているような気がするのだが、それは全体を調整するのではなく、.5話みたいな感じにしてごまかそうと思う←断言しといてごまかすというのか?

RPGツクール2000 それはさておき、最近はまっているものがある。RPGなのだが、RPGツクール2000に付属していたショートショート的なサンプルゲームである。全部で7つあり、最長のシナリオと最短のシナリオを既にクリアしている。今はその間くらいの作品をやっている。明後日あたりには終わるだろうか。とりあえず会社の通勤・帰宅途中にやるにはちょうどいい感じである。それほど長くもないしね。問題はFivaでやるには重いソフトであるということ。Pentium166MHz以上がスペックで要求されているのに、FivaはMediaGXの233MHzであるということがかなりの制約になっているようである。それなら新しいのを買えばいいとそそのかす人もいるかもしれないが、後継の103はMediaGXであることに代わりはないし、その次のCrusoe搭載型は入っているOSがMicrosoft Windows Meという開発環境には未だ欠かせないDOS環境がない代物である。これではあまり意味がない。というわけでゲームに遅いと不満は持ちつつ、それを解消できる器材が存在しないので買い換えることもなく使い続けているのである。

 さて、2/16にcanopusからDetonator3対応のβ2ドライバが公開された。どうやらβ1ドライバでは高速化していないだの不安定だのといった苦情がかなり殺到したようである。かなり早いうちにβ2を公開したのだがその結果は……大した効果は見受けられなかった。β1よりもRectangleとTextは早くなったが、EllipseとBitBltは逆に遅くなり、DirectDrawは相変わらずなのである。そして、どっちにしても正規版であるVer5.11よりも全般的に遅いというのに代わりはないのである。ただ全く不安定というわけでもなく、β1よりかは安定性が増しているようである。
 しかし、計測した直後にVer5.11に戻されたという事実に代わりはない。ん〜……Detonator3対応の正式ドライバーが出るのが先か、SPECTRA9400(多分ね)が出るのが先か、きわどそうである。

第544話:流行ってない流感  (2001/02/22)

 一昨日・昨日と休んでしまったが、原因は流感。俗に言うインフルエンザにかかってしまったのである。職場ではインフルエンザ患者と思われる人がいないので、通勤中に菌をもらってしまった可能性が高い。幸い気が付くのが早く、初期症状の段階で医者にかかり、昨日はひたすら寝ていたので今日はほぼ完治状態である(一昨日は出社していた)。咳も対して出なかったもんなぁ……一緒に仕事をしている人の気管支炎の咳の方が激しくて目立たなかっただけかもしれないけどσ(^^;)
 今年のインフルエンザは例年ほどのパワーはないらしく、国立感染症研究所が2/19に発表した報告によると、はやり始めているが去年の同時期の約1/30しか報告されていないらしい。そんなのにあっさりかかるとは……

 さて、Justsystemからメールが届いた。内容は「予約特典オリジナルグッズ送付受付のご案内」。例のストラップを受け取れなかった人多発に対する申し込みページができあがったことの通知である。送付開始は3月初旬ということなので、遅くても来月の今頃には届いているものと思われる。どんなのが来るのやら……多分ストラップとしては使わないだろう。
 一太郎11と言えば、インターネットディスクが一つのウリになっている。Justsystemのサーバー内にユーザー専用領域を設け、許された容量分までは格納しておくことが出来、インターネットにアクセスできる環境下でアクセス権限を持つ者は自由にファイルのやり取りが出来るという代物である。
 しかし、まだ製品が出はじめたばかりだろうか、転送するのに時間がかかるのである。私の場合フレッツのような常時接続を行っているわけではないので、専用フォルダに転送しておきたいファイルを格納し、テレホーダイタイムにまとめて同期を取るという方法を使っている。フレッツのサービス対応そのものはASAHI-NETも行っているのだが、フレッツの費用と現在の使用パターンでの費用を比較すると、フレッツの方がかなり高く付くという試算が出ているので申し込んでいない。で、インターネットディスクへの転送は大体1.0KByte/sec程度を限度としたのんびりとしたものである。ASAHI-NETがボトルネックになっているということはあまり考えられず、JustNetとASAHI-NETの間を取り持っているIIJがボトルネックになっているとも思えない。おそらくJustsystem内のサーバーそのものかJustNetがボトルネックとなってしまっているのである。
 ではこれはどれだけ改善されるのか……あまり期待はできないと考えている。一太郎11や花子11のユーザーであれば予約していなくてもそれぞれ50MBの領域がサーバー内に用意される。そして今のところJustsystemはそれに対して課金をしないということにしている。WebPageなどの場合、広告バナーを付ける等によって広告費を収入として無料の容量サービスというのを実現させている。しかし、今回のインターネットディスクは不特定多数のユーザーを当て込んだ広告というのは出来ない。確かに昨今のHDDの低価格化を考えればユーザー一人あたりの初期投資費は数百円程度で済むであろう(RAIDのようなミラーリングは行っているという想定)。しかしそれを維持管理し、預かる物が物だけにかなり厳重なセキュリティも施さないといけないとなると運用費用はかなりの額になるはずである。一太郎11は前作の一太郎10より売り上げており、それはインターネットディスクによるところも多いというのは事実であろうが、追 収益が見込めない状態では今後そのための設備投資が大幅に増額されたままで維持されるということもないような気がするからである。データは肥大化していく一方で50MBという容量じゃ少ないというユーザーが出てきた時、その容量追加分の使用料で賄うという算段や、4月からのオープンサービス開始時にオープンするなら年会費いくらという方法もあるのかもしれないが、それほど高額は見込めないだろう。同じような容量のASAHI-NETだってプロバイダとしての機能を果たしている都合もあるが私の受けているサービスを維持するのに月に3000円近く領収しているのである。それ無しでしかも薄利多売方式を採ったと思われる今回、Justsystemはこのサービスを会社がつぶれるまで存続するのかどうか、もし存続するならどんなビジネスモデルを展開するのかが興味を引くところである。