福州新利餐廳

[火悶]粉


ここは台湾でも珍しい正統な流れを汲む福州料理の店です。 一般的な台湾料理(台菜)は泉州とか厦門(アモイ)などの福建省南部の料理が母体になっているため、福州の料理とはかなり異なっています。

この日のメニューは蛤蜊絲瓜 250元、雙丸湯 160元、[火悶]粉 110元、紅棗芋泥 ?元です。

蛤蜊絲瓜はヘチマ(絲瓜)と浅蜊のとろみ餡掛け風ですが、丁度ヘチマが美味しい時期なので結構いけてました。 特にタネの部分が美味しいですね。 福州では冬瓜などと並んでヘチマは夏場に暑気払いのためによく食べられているそうです。

雙丸湯は魚丸と燕餃(福州では普通小長春と呼ばれ、豚肉で作ったワンタンの皮(燕皮)を使ったワンタンのようなもの)、燕丸(肉団子の周りに燕皮の細切りをまぶした物)のスープ。 本当は小長春は入らないと思いますが私がこれも入れてと言ったので雙丸湯ではなくて三丸湯にしてくれたようなのでとてもラッキーでした。

[火悶]粉は太めの米粉を子持ちの蟹を豪快にぶつ切りにしたものとかアサリその他の海鮮類と炒めたというか半分煮込みみたいなやつで檄ウマでした。 ただ使われている米粉が台湾製の透明感のある奴でしたが福州の不透明なやつ(粉干)を使ったほうがもっと美味しくなるのではないでしょうか。

紅棗芋泥はこれは芋頭(タロ芋)から作るデザートで福州の名物です。 福州のものは棗は入らずここのものより素朴でよい味を出していたと思いますが、普通あまりお目にかかる機会のないものなので結構満足できました。


蛤蜊絲瓜


雙丸湯



基礎データ
住所台北市西寧南路167號(萬年大樓西寧門斜對面)
電話3149835
営業時間午前11時から午後2時,午後5時から午後9時まで
お勧め料理[火悶]粉、雙丸湯、炒蟶、腰花海[折/虫]、芋泥など
取材日時1998年8月13日




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