海珍珠海鮮餐廳

[火考]油魚仔


ここは長春路にある台湾海鮮料理の店です。 営業時間が夕方から翌日の午前四時までなので、夜遅く食事をする時などに便利だと思います。 しかも、珍しい台湾の魚介類が他の有名店より比較的安い値段で食べられ、味のほうも抜群です。 特に油坊主(油魚)の卵などはとても珍しく他の店ではまずお目にかかることはないでしょう。

この日のメニューは石老魚鍋 450元、竹筍沙拉 200元、[火考]油魚仔 400元、山蘇 300元、芋頭[米羔] お店のサービス、でした。

[火考]油魚仔は東港特産の油魚の卵をからすみのように加工したもので味はからすみに良く似ています。 食べ方もからすみと同じで台湾の瑞々しい大根と蒜苗に挟んで食べますが、この相性はばっつぐんです。 上の写真、お皿の周りに綺麗に並べられているのが大根で、油魚仔の下には蒜苗の細切りが敷かれています。 ところで、油坊主は深海魚でとても油がきつく下痢をしやすいので、日本の厚生省は食用にするのを禁止しているそうです。 でも、これでにぎった寿司はとても美味しいそうで一時台湾で流行したことがあるそうです。 それから、これはダイエットによいそうで台湾の本には「吃油魚刺激排泄、以加速減肥之効」などと書いてあります(笑)。

芋頭[米羔]はタロイモから作った小吃で、その淡白でしみじみとした味わいが嬉しいです。 これはこの店の人が自分たちで食べるため作っているみたいで、お金は取られませんでした。 でも、これが一番美味しかったです(笑)。

山蘇は山菜の一種でこれが好きな台湾人は結構多いみたいです。 大蒜や、唐辛子、豆[豆支]、小魚などと炒めたものが出てきましたが一風変わった味わいで結構いけます。 でも、あくがかなり強いので舌にアレルギー反応が出てしまいました(笑)。

竹筍沙拉は夏の台湾では欠かすことの出来ない竹の子のサラダです。 石老魚鍋は石老魚を澎湖島特産の漬物と一緒に鍋にしたものです。

今回は取材旅行(98年8月)最後の夜だったのでちょっと贅沢しましたが、一皿の量も十分あり内容の割に値段も比較的安いので人数を揃えて出掛ければリーズナブルな値段で食事が出来るはずです。 更に、ここは観光客ずれした有名台湾料理店とちがってとても待遇がいいのでいい気分で食事が出来ると思います。


芋頭[米羔]


山蘇



基礎データ
住所台北市長春路105號
電話5641212
営業時間午後5時半から午前4時
お勧め料理芋頭[米羔](非売品?),[火考]油魚仔、処女[虫尋]、金瓜米粉など
取材日時1998年8月16日




ホームページへ戻る