阿美飯店 |
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鍋には底に白菜をひいてその上に丸ごと一匹の家鴨、金針菜、豆腐、茸が入っています。 とろとろに煮えた白菜の味ももちろんですが、家鴨の身と芥子醤油の取り合わせが鮮やかで感動ものです。 鍋が冷めてきて表面の脂が固まりかけてきても、鍋の中心部にはマグマのように熱をおびた部分が残っていてそこをすくうと火傷しそうなほどです。 これは炭火の焜炉で2時間半じっくりとなべを諭すように熱を封じ込めるからだろうと思われます。 更に驚かされたのはスープの味です。 ご飯が乾燥してパサパサを通り越してパリパリになったのにこのスープをかけてじっくりとなじませたら、それはもう信じられないような美味になりましたね。 まるで最上級の米[米羔]のように。 まさに「食神の宿る竈から生み出される奇跡の味」とも呼ぶべき味の体験でした。
この日の食事の内容は砂鍋鴨 540元、乾焼花枝(イカのびりから炒め) お店のサービス、台湾[口卑]酒三本 120元でした。
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住所 | 民權路2段98號(第七信用合作社隔壁) |
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電話 | (06)2222848、(06)2279373 |
営業時間 | 午前10時半から午後9時 |
お勧め料理 | 砂鍋鴨、砂鍋魚頭 |
取材日時 | 1998年1月2日 |