包仔録

包仔録看板


この店を探すのには正直言って苦労しました。 路地裏にあるだけではなくどう見ても打ち捨てられた廃屋のような町工場といったたたずまいなので、店の前を何度も行ったり来たりしてしまいました。 看板にも「包仔録」ではなく「録記」と書いてあります。 でも良く見ると「別名包仔録」と書いてあるではありませんか。 とにかく、お目当ての店らしいことは判りました。

それで、店というより廃屋になりかかった町工場のような建物の中に入っていくとまるでやる気のなさそうなおばちゃんが出てきたので、とりあえず肉包(肉まん)を二個注文しました。 すると、大きなビニールの袋を膨らました中に二個だけ肉まんを入れてもってきてくれました。 この異常とも思える特殊な包み方は肉まんがむれないようにするためだと思います。 この肉まんに対する愛情あふれる包み方に感動して、店を出るともう我慢できずに封を切って肉まんにかぶりついてしまいました。 するとどうでしょうか、肉まんの皮が手打ちの弾力のある生地なのは当然としてその中身が素晴らしいですね。 赤身の肉に筋のようなゼラチン質の部分が巧みに混ぜ合わされており一口噛むたびに至福の味が口の中に広がっていきます。 更に、私の好物の蛋黄まで入っているでは有りませんか。あっと言う間に二個の肉まんは私の胃袋に納まってしまいました。 これほどのものが一個僅か22元(日本円約90円)とは嬉しいかぎりです。 しかもこの店はもう台湾でも珍しい完全な手作りで勝負をしています。

このとき食べたものは次の通りです。

肉包 二個(44元)


肉まんの生地と餡


基礎データ
住所開山路3巷27號
電話(06)2259181
営業時間午前8時45分から午後6時
お勧め料理肉包
取材日時1997年12月29日




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