Open Sound System

UNIXでは業界標準?のOpenSoundSystemの有償ドライバを組み込みます。Solarisでは極一部を除いて、このドライバを使う以外に方法がありません。SunのHCLにも案内が出ているくらいです。

 http://www.4front-tech.com/solaris-x86.html

ダウンロードしたドライバは、すぐに試すことができます。以下にその手順を紹介します。適当な作業ディレクトリ内で、まず圧縮ファイルを伸張し展開します。
 % uncompress osssolaris395b-8.tar.Z
 % tar xvf osssolaris395b-8.tar

なお、最近はファイルマネージャで右クリックすれば済んでしまいます。展開が完了すると、カレントにインストーラが見つかりますので、それをroot権限で実行します。
 # ./oss-install

インストール・スクリプトが実行されるので、先に進めます。

 


Sound Blaster Live!での例です。自動で認識できました。"4Front Tech. Virtual Synth (SoftOSS)"は、ソフトウェアMIDIです。一緒に付いてきますので、"Add new card/device"を選択して追加しておきます。

 

一通り終わったら、"Save and exit"します。ドライバをロードするには、root権限で
 # /usr/lib/oss/soundon

とします。上記パスはデフォルトです。なお、/usr/local/bin パスが存在する場合には、そこにもコマンドが置かれるようです。絶対パスを打たなくとも実行できます。テストはオーディオツールで行うか、インストールディレクトリのREADMEを読んで行います。サウンドを中止する場合は、
 # /usr/lib/oss/soundoff

とします。ライセンスを購入していない場合は、消して入れ直しても、TOTAL 3時間しか利用できません。このドライバはバグフィックスや機能拡張等が行われていますので、購入後も定期的にチェックすると良いです。



SoftOSSを利用する場合は、4Front-tech.comから、instrument fileをダウンロードします。

 http://www.4front-tech.com/softoss.html

このページの、"MIDIA"がFTPのリンクになっています。

 ftp://ftp.se.opensound.com/pub/oss/ossapps/instruments.tar.gz

ダウンロードを完了したら、以下のように伸張、展開、移動します。
 % tar -zxvf instruments.tar.gz
 # mkdir /usr/local/lib/midia
 # mv ./instruments /usr/local/lib/midia

再生テストをします。
 % /usr/lib/oss/mplay MIDIファイル名


バージョン3.9.5aからだったか、Gtk/GLib版のミキサーツールが添付されています。


 


2001/05/11