Nfs File Server

Solaris同士で、ファイルを共有します。今回試してみた環境を以下に示します。

　 Server p2bd Solaris 8 Intel 03/00版 192.168.0.100 共有： /home/data
　 Client p3bf Solaris 8 Intel 01/01版 192.168.0.55 　

　

Server側の設定を行います。nfsのマウントを許可するには、以下のようにします。共有ディレクトリは任意です。

　# share -F nfs -o rw -d "Just a test" /opt/share

以下は、サーバー側でマウント許可する場合の、-o オプションの内容です。カンマで区切って複数指定が可能です。<client>を複数指定する場合は、":"で区切って並べます。(rw=client1:client2:client3)

　ro 全てread only、除くrw=<client>。
　ro=<client> 指定したクライアントをread onlyとする。
　rw 全てread/write可(default)、除く ro=<client>。
　rw=<client> 指定したクライアントをread/write可とする。
　root=<client> 指定したクライアントにroot権限を与える。
　-d "コメント" コメントの記載。

マシン起動時から有効にするには、/etc/dfs/dfstab に前述のコマンドをそのまま記載します。nfs server を再起動させます。

　# /etc/init.d/nfs.server  stop
　# /etc/init.d/nfs.server  start


確認するには、"share" とだけ入力してみます。dfstab に記載せず、単にshareコマンドで実行したのを取り消す場合も、nfs server を再起動させます。




Client側の設定を行います。/etc/hosts に、nfsサーバーとなるホストの名称と、IPアドレスを記載しておきます。

　#   　
　# Internet host table 　
　#    
　127.0.0.1  localhost 　
　192.168.0.55  p3bf loghost
　192.168.0.100  p2bd 　

システムを再起動後マウントを行います。マウントポイントは適当に /nfs を作成しています。

　# mount -F nfs -o rw,soft p2bd:/opt/share /nfs

以下は、クライアント側でマウントする場合の、-o オプションの内容です。カンマで区切って複数指定が可能です。

　ro read only
　rw read/write (default)
　soft 接続のリトライをしない。
　hard 接続するまでリトライする。(default)
　bg 接続するまでバックグラウンドでリトライする。

マシン起動時から有効にするには、以下のように /etc/vfstab に記載を加えます。

　p2bd:/opt/share  -  /nfs  nfs  -  yes  rw,soft

 マウント状況を確認するには、df。マウントを解除するには、そのまま、umount します。

　# umount /nfs

2001/02/15