http://www.goice.co.jp/member/mo/timidity/
ソースをダウンロードします。
TiMidity++-2.10.4.tar.gz
展開すると、TiMidity++-2.10.4ディレクトリができます。そこに移動してコンパイルします。
% gzip -dc TiMidity++-2.10.4.tar.gz | tar xvf -
% cd TiMidity++-2.10.4
% ./configure
% make
# make install
とりあえず、コンパイルは簡単に通るはずです。しかし、TiMidityはPlayerであって、音源ファイルは含まれていません。通称GUSパッチ(Gravis Ultra Sound compatible patch files)は、別に用意する必要があります。以下のサイトに沢山ありましたので、お世話になりました。なお、GUSパッチファイルの入手先はTiMidityのドキュメントにも記載されています。
http://dodo.nurs.or.jp/~iz/guspat/tim-patches.html
GUSパッチファイルをダウンロード、展開したら、/usr/local/share/timidity へ全部コピーしておきます。また、設定ファイルである、/usr/local/share/timidity/timidity.cfg を編集します。以下のように行いました。(一部を表示)
# If you've moved things around since compiling, uncomment and edit this to
# point to the library directory:
#
dir /usr/local/share/timidity/inst
dir /usr/local/share/timidity/inst/GUS
dir /usr/local/share/timidity/inst/GUS/gsdrum00
dir /usr/local/share/timidity/inst/GUS/gsdrum25
dir /usr/local/share/timidity/inst/GUS/gsdrum40
dir /usr/local/share/timidity/inst/GUS/power
dir /usr/local/share/timidity/inst/GUS/sfx
dir /usr/local/share/timidity/inst/gusperc
dir /usr/local/share/timidity/inst/mazpat/FX
dir /usr/local/share/timidity/inst/release
dir /usr/local/share/timidity/inst/wime
dir /usr/local/share/timidity/inst/wowpats
さて、動作させてみます。
% timidity MIDIファイル名
エラーが表示される場合があります。パッチ名が一致しないとエラーが表示されます。が、とりあえず演奏されることを確認します。なお、この時点ではテキストベースであり、GUIはありません。GUIを使った例を以下に示します。
上図は、Motifオプションを付けてコンパイルした場合の動作画面です。ドキュメントにいろいろな設定が記載されていますので、読んでおきましょう。コンパイルをやりなおします。
% make clean
% ./configure --enable-motif
% make
# make install
コンパイルが終わったら、"-im"オプションを付けて実行します。MIDIファイル名の代わりに、ディレクトリを指定しています。
% timidity -im /opt/media/midi/korg/