◆ 春のうた "Spring Is Here" ◆

春になるとなぜだか心がうきうきします。

最近JRで京都の宣伝に使われている My Favorite Things (Rogers & Hart)の中にも、
  Silver white winters that melt into spring
と歌われていますし、Feel Like Makin' Love(Robarta Flack)の中にも
  Strolling in the park, watching winter turn to spring
という一節、 Lovin' You(Minnie Riperton)の中にも
  We will live each day in spring time
というのがあります。

寒く厳しい冬が過ぎて、日に日に暖かくなる空気と明るく咲く花々。
  もうすぐはーるですねぇ 恋をしてみませんか。(キャンディーズ)
春は気持ちの良いものの象徴ですね。


でも、そればかりでもなくて、春だからいっそう寂しさが際だつ、という こともあります。僕が春になると心に浮かんでしまうのは、カーリー・ サイモンの歌う Spring Is Here という歌です。

  季節は次第に明るく賑やかになっていくのに、私の心は沈んだまま。
  ワルツを聞いても、そよ風が頬をなでても、なんの意欲も湧いて
  こない。なぜ心は動かないのだろうか。
  それはきっと、だれも私を愛してくれないからだわ。

作曲は Rogers & Hart。この曲は TORCH というアルバム (1981年)に入っているのですが、むちゃくちゃに悲しい曲ばかりはいっていて、 じーんと訴えてくる良いアルバムです。暗い気分の時には効く。
マイク・マイニエリのプロデュース、ブレッカー兄弟、リトナー、サンボーン など、良く見るとメンバーも豪華。カーリー・サイモンは口でかいけど 歌うまいです。

1994/03/29 T.Minewaki
2003/01/05 last modified T.Minewaki

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