安楽死は合法か?

たまたまニュースで観たのですが (1996/05/16夜)、 アメリカ・ミシガン州の医師 Jack Kevorkian が、安楽死ほう助 (安楽死を助ける行為) をしていて訴えられる、という裁判が あったそうです。
彼がした事は、患者が自分の操作で安楽死を遂行できるような装置を作り、 それをセッティングする、という行為で、最後の選択は患者自身が 行えるような仕組みになっています。
彼は訴えられたのが3回目で、裁判中にも安楽死ほう助をしています。 患者はいわゆる不治の病におかされている人々で、患者本人が安楽死を 望んだ (時にはインターネットで広告して) のに応える形で、 彼が安楽死を助けた、という経緯です。

さて、裁判の結果はというと、「無罪」でした。過去の2回も、 無罪の評決がおりています。
TV 局の調査による市民の意見も、安楽死は (場合によっては) あっても良い、というものが多くを占めていました。

生命の貴重さ、そして個人の (死ぬ) 意志の尊重と自由、というものを 考え直す時期に来ているのかもしれません。


1996/05/23 T.Minewaki
1997/03/23 last modified T.Minewaki

→ to 生命のよもやま話
→ to MINEW のホームページ

T.Minewaki / minew@post.email.ne.jp