アゴ化石のモノリットを作ったその夜、バルスボルド博士はウランバートルへと 帰って行ったのだが、その後も僕たち2人は残って発掘を続けた。
アゴ化石を掘り出した際、すぐ隣から別の化石の露出が見つかったので、 それの続きをたどって掘り進んで行くと、出るわ出るわ、次から次へと 長い骨が沢山出てきた(写真)。左端がアゴ化石のあった所。 そこから右の方へと順番に見つかった。 手の平サイズの移植スコップで夢中になって掘りまくったので、 右手の親指と手の平の真ん中の皮が浮き、水ぶくれとなった。
なーんか「掘り当てちまった」って感じ。自然に笑いがもれる。 めちゃめちゃ楽しー! けどこんなに出ちゃってどうすんだよこれ?