流線形の体を滑らかにくねらせて、サメがゆっくりと泳いでいきます。
葛西臨海水族園の、入口からエスカレータを降りた最初の水槽。
サメのかたちはとてもカッコイイと思う。イルカにも似たものを感じるが、 ボリュームがあって、かつ滑らかな曲線で構成されている。 まさに水の中を泳ぐためのカタチだなぁと見入ってしまう。サメはいわゆる「魚」よりも古く、4億年ほど前に進化した「軟骨魚類」です。 とても原始的な生き物ですが、ほとんど変わらない形で現代に至っています。 それだけ完成度の高い生物だということもできます。
この写真に写っているのは「シュモクザメ」といって、両目が左右に飛び出した 不思議な顔形をしています。英語では Hammerhead Shark 、 「頭の形がハンマーのサメ」という意味。見たまんまですな。 そんなに目が離れちゃって、ちゃんと前が見えてるのかなーと余計な心配を してしまう。
T.Minewaki / minew@post.email.ne.jp