今回は、あまりキレイな写真じゃないんですが、
びっくりしたって話。 よく散歩するせせらぎ公園 の中の小さな池(せせらぎ池)に、ヘンなのがいました。 初めてこいつを見かけた時は、水蓮の葉陰に妙な形の 鼻づらだけが見えて、いったい何だろうと思った。 あまり動かず流木のようににじっとしている。 以前、水族館で見たことがあるような気がして調べてみると、 「ガー Gar」という、北米や南米の湖などに住む肉食の古代魚とわかった (正確には スポッテッド・ガー Spotted Gar と思われる)。 大きさ 40cm ほど。黒の斑点と長い鼻が目印。右側が頭です。 なんでこんな日本の横浜の公園にいるんだ? たぶん誰かが放流したんだろうな。 ペットを飼いきれなくなったか、釣りのためか、そんなところだろう。 ブラックバスの違法放流問題(勝手に放流してはいけません) がよく話題になるけど、珍しいやつもいたもんだ。 さて、この池に適応して生きていけるか? 1999 年にも2回ほど見かけたので、冬を越して生き延びているようだ。 寒さには強くない魚と思ったが。 さらに1年のち、2001/03/23, 04/06, 04/27 に同じ場所で目撃した。 しぶとく生き延びている。より鮮明な写真撮影に成功。 |
2002 年の春から夏にかけても、何回も目撃しました。
だんだん出現頻度が増えているように思えます。
僕の見つけ方が上手くなったのか、ガーが人慣れして隠れなくなったのか?
2003 年は、04/03 に初めて目撃しました。また冬を越えた。 桜の開花とともに活動を始めるようです。 2003/11/08、せせらぎ池の水を抜きそこに棲む生物を総ざらえする 「掻堀」が行われ、この外来魚ガーも捕獲・駆除されてしまったようです。 他に、ブルーギルや雷魚も見つかったらしい。 |