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あいさつする児島一裕さん
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ナートさんたち一行(左3人)
広げているのは子どもたちがつくった衣料や染め物で、資金源になります。 |
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タイのフリースクール「夢を織る家(バン・トー・ファン)」はまだ三十代の若夫婦らによって運営されている施設で、33人以上の子どもたちが共同生活しています。
この度高砂の地球学校の児島一裕さん(協会会員)たちの招きで現在日本各地を回って交流を重ねています。詳しくは神戸新聞の記事をご覧ください。 10月30日は北九州市で交流会があり、私も参加してきました。児島さんから主宰者のナートさん(カンパナート・ブアホンブラ)の話をこの間聞かされて、その人柄や実践に共感を覚えていました。実際に会ってみると思った通りの人で、短い時間でしたが、たいへん楽しい時間を過ごしてきました。 現地を知る児島さんによれば、暖かい空間で大人と子どもが共同に助け合って暮らしている様は、フリースクールの原点ともいうべきものだそうです。 10月18日に来日し、その後は各地を回りましたが、今後は以下の日程で交流会や講演会が予定されています。場所などは連絡先へお尋ねください。
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ナートさん(右)と私(協会幹事) | |||||||||||||||
協会の「夢を織る家」支援プロジェクト | |||||||||||||||
協会としては以下のようなプロジェクトを企画しています。
上にも述べたように「夢を織る家(バン・トー・ファン)」はまだ三十代の若夫婦らによって運営されている施設で、30人以上の子どもたちが共同生活しています。 児童虐待や少女売春、貧困などの理由で家庭を追われたり失った子どもたちが集う場ですが、この子どもたちにとって、自立するために労働もしなくてはならず、子どもらしく一日中遊べるような環境にありません。 タイでこの数年開かれている国際的なフリースクール関係者のワークショップ(グローバル・ギャザリング)の日は仕事を忘れて一日遊べる日なのですが、その日を待ち遠しくしている子どもが多いということです。「来年もいくんだ」と終わったそのときから指折り数えて待っているそうです。 その日は子どもが子どもであることを許され、時間を忘れて遊んだり、人形劇などいろいろな催し物を見ることができるからだということです。また、彼らが暮らす環境には劇団も来ないし、遊園地も、映画もないのです。 彼らが歌や音楽、演劇や人形劇を見る機会を与えることができれば、おそらく子どもであることの喜び、一生のかけがえのない想い出をもつことができると思います。戦後世代を育った今の大人としては、まだそれほど豊かではなかった時代、子ども時代にサーカスやお芝居、音楽会、映画などを見たときの喜び、幸福感の価値を知っているはずです。 発展途上国への援助としては技術、教育、医療、資金援助などがありますが、文化や芸術は物質的、実利的ではないとして後回しにされるか軽視されています。しかし子どもの子どもである幸せを享受する権利は世界のどこでも普遍的であり、ないがしろにすべきものではないと考えます。そして子どもにとって想像力やファンタジーそして幸福な想い出はお金よりもはるかに大事なものだと思います。 このような分野こそ協会の面目が発揮できる領域と考え、タイの子どもたちに芝居や人形劇、舞台の夢を送り、かけがえのない思い出をもってもらおうと思い、この度断然決意しました。協会としては児童劇団や人形劇団などとコンタクトがあり、彼らとタイアップして、彼らのタイ公演を企画していきたいと思います。 公演の費用、渡航の費用に始まり、言葉の問題など課題は山積し、協会の力量を超えていることですが、関心ある方のご協力をいただき、ぜひ実現したいと考えています。もしささいなことでも協力できるという方は協会までご連絡いただけるとありがたく思います。 |
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