水色の自転車の会の活動について

水色の自転車の会

水色の自転車

水色の自転車

 1998年10月頃から、授業で学んだ「今後経済が発展する街」をべ一スに、自らが住む久留米市において、地域社会の経済と環境問題について話し合い、オランダの「白い自転車」をヒントに自転車を使った街作りを考え、構想を練り、緒方昭一さん(当会頭間)や駄田井教授(当会頭間およびゼミ担当教授)の協力を得て、1998年11月11日、筑後川をイメージした『水色の自転車の会』を発足した。

 さっそく初号機を作成し、久留米市や商工会議所に協力を仰ぎ、JR久留米駅・市立図書館・久留米市役所・久留米大学御井学舎に専用駐輪所を設置し、インターネットホームページも開設させた。自転車も5台集り、新聞・TVでも取り上げられ、全国的に注目を浴びたり、環境フェアなど久留米市の催し物にも積極的に参加するなどして、市民の皆様への認知度も徐々に上がっていった。

 1999年度は、放置自転車問題や環境問題、さらに、地域の町作りに、学生が携わっていると言うことで、高い関心と評価を得た。それと同時に、会を運営していく上での問題点も出てきた。

 2000年2月8日、その問題点を解決すべく、久留米市長、市議会議員、市内民間企業と共に、自転率先進国であるオランダ・ドイツ、ならびに街作りのモデルとしてイギリスヘ視察研修に行った。(レポート添付)市長をはじめ、多くの皆様に、自転車と環境のかかわりの重要さをご理解いただき、帰国後、視察の成果をもとに、久留米市の都市計画事業に「自転車による街作り」を取り込むよう要請した。(2000年度に「自転車と環境にやさしいまちづくり」事業として実現)。

 2000年4月に入り、年間目標に認知度を上げることと、台数増大を設定した。役員・幹部も一新し、まず、市役所道路課に対し、年間500台の自転車提供や駐輪スペース確保に対する協力要請を行い、要請内容の一部に協力を得た。また、市役所市民ボランティア推進室にて、活動内容を掲示することで、市民の認知度をより一層高めてもらった。また、今年は、環境フェアなどの久留米市の催し物だけ出なく、「福岡県春の交通安全県民大会」にも参加した。

 さらに、1999年度は、全国向けの報道が多かったが、今年度は、地方局の報道に取り上げてもらい、市民の関心を一層高めることとなった。6月下旬頃から「自転率と環境にやさしいまちづくり」事業として、シンポジウムとパーク&ライドを11月に開催するため、実行委員会を立ち上げ、準備を進めている。久留米市からも協力を得て開催準備を進め、8月、9月には、加世田中(鹿児島)、ニツ井(秋田)、台東区(東京)、古河市(茨城)と、自転車によるまちづくりを行っている地域へ視察研修に行き、今回のシンポジウムで事例報告をして頂くことになっている。

 この事業を通じて、市民の皆様により認知してもらうことはもちろん、各地域での活動事例を知ることで、久留米市でも、よりよいまちづくりが出来ることを目標に、現在活動しています。

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