2006年協会春のセミナー
「ホイスコーレ春日」のご案内 |
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恒例の春のセミナーを行います。 今年は「だれでもできるアート体験」と「子どもをとりまく現代の状況」をテーマにしました。 これまでの協会のセミナーではあまりなかった美術(彫塑)のワークショップが今回の目玉の一つです。みなで木を削ったり加工したりして、鳥のオブジェをつくってみます。現代美術の一端に触れるよい機会です。地元福岡ですぐれた作品を発表されているプロの彫刻家の床田明夫さんがご指導下さいます。また夜の部ではインスタレーション体験とリコーダーコンサートもあります。 また9日のセミナーでは、「希望格差社会の子どもたち」と題した談話会を行います。 朝日新聞1月3日の記事によれば、文房具代や給食費、修学旅行費などの援助を受ける児童・生徒の数が増え、大阪府や東京都あるいは山口県では4人に一人の割合だということです。大阪市の一部地域では7割の子どもたちが補助を受けているというケースもあり、子どもを取り巻く社会の格差が広がっています。また記事では「卒業文集を制作するため、クラスの児童に『将来の夢』を作文させようとしたが、3分の1の子が何も書けなかった。『自分が成長してどんな大人になりたいのか、イメージできない』のだという」とあり、将来の希望さえもてない状況がよくわかります。こうした状況を「希望格差社会」と呼ぶようになって数年経ちますが、状況はますます悪化しているように思えます。 このような状況の中で子どもたちはどのように生きているのか、変化はどうなのか、親子、地域、子どもたち同士のコミュニケーションはどうなっているのか、希望格差社会を乗りこえる希望はあるのかを、日頃子どもたちに接しているお二人のゲストにお話ししていただき、みなで考えてみたいと思います。 どうぞふるってご参加下さい。 |
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