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「駅まで20分もかかるのぉ? となりの駅にいったって映画館もありゃしない。お店もないじゃん。本屋も車でいかないと大きいのがないしぃ。だいたい1時間に3本しか電車がこないじゃーん(現在は快速も停まるようになったよん)。FMも1つしかはいんないし、埼玉なのに、前にいたことのある福島より田舎じゃーん!」 子供たちが先にここに慣れた。友人ができた。わが子と小さな友人たちがいろいろなものを私に見せてくれるようになった。「おかあさーん、豚の赤ちゃんがおっぱい飲んでたー!」「神社に緑のドングリがたくさん落ちてたー!」「おばちゃーん、カブトエビだよ。」「大光寺のお祭り行こう。」「おばちゃんどこいくん? 買い物? そうなーん。」 せっかく面白そうな場所にいるんだ、よし、ちょいと地元を調べてみよう。地元を客観的にみられるという点で我々は実に最適な立場ではないか。 それは、『そのものを育ててきた土壌』すなわち『歴史』。この土地が時代の流れの中でどのような役割をはたしてきたのか知ること。そこで暮らしてきた人間たちが今のこの町をつくってきたのだから。 はい、ごめんなさい。私は歴史オンチのド素人であります。偉そうに書きましたが、資料収集の方法すらわからんのであります。だから、サイクリングしながら図書館で調べながら、「あれ?」と思ったこと「ううむ。まことににおもしろい」と思ったことだけを実に主観的にまとめるしかできません。 大きい口をたたきましたがそれでかんべんしてください。 ただ、(弁解ですが、) |