●ヨウシュヤマゴボウ |
赤紫色に熟した実は汁気をたっぷりふくんでおり、ブドウに似て美味しそうに見える。だからか、原産国でのアメリカでは子供が犠牲になる悲惨な事故があとをたたない。幼い子供だったら2〜3房で致命的になるのだ。 植松黎「毒草の誘惑」 |
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![]() 「ヨウシュヤマゴボウ」の葉が赤くなるのは美しい。ぶどうのように垂れる。 |
![]() 「ヤマゴボウ」は果軸が垂れない。葉の紅葉もないようだ。 |
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<葉、根、果実> フィットラクシン、サポニン、硝酸カリ、ヒスタミンなど。 症状:ジンマシンの発疹、吐き気、おう吐、下痢など。死亡例もある。若葉を湯でこぼして食べることがあるが危険なのでやめたほうがよい。 市販されている「ヤマゴボウ漬け」と混同して根を誤食する例がいまもなお多くある。「ヤマゴボウ漬け」として販売されているのは、キク科のモリアザミの根の漬物で、全くの別物。 |
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