●タケニグサ | ●ダツラ | ●タバコ |
●タマスダレ |
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<全草> 症状:誤って口にすると嘔吐や酒酔いの状態になったり眠くなったりする。重症の場合は血圧、体温の低下から死亡することもある。 |
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<全草、とくに種> 症状:嘔吐、下痢、顔面蒼白、呼吸麻痺、痙攣などをおこし短時間で死亡する。成人の推定致死量はたばこ2〜3本分。幼児が誤飲した場合、無理に吐かせようとして水、牛乳等をのませてはいけない。タバコの水溶液のほうが吸収がはやくなるからである。 喫煙:未成年の喫煙防止対策、また禁煙権の観点からか、日本たばこ産業のCMから「喫煙シーン」が消えてから久しい。 |
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誤食部位:葉、鱗茎。葉をニラなどと、鱗茎の部分をノビルと間違えたりします。毎年多くの中毒者がでます。 ![]() |
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<全草とくに葉、鱗茎> 症状:おう吐、けいれんなど。 |
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![]() ![]() (左)ダツラの蕾 (右)野菜のオクラ |
日向の国(今の宮崎県)、本荘八日町という町のはずれにあるお寺があった。そこに職人風の男三人が訪ねてきて、「私達は豊後国(今の大分県)で働いているものだが、明日は私の親の命日だからぜひご回向をしていただきたい」といった。そして住職にひと包みのお金と豆腐とお酒を一樽さしだした。 宮崎県の伝承 ------------ |
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<全草、とくに種> 症状:副交感神経末梢を麻痺させ、初めのうちは大脳を刺激して狂乱・興奮状態となりしばらくして酩酊、深い眠りに入る。毒気がなくなると自然に元にもどる。『キチガイナスビ』の別名がある。つぼみをオクラとまちがえて食べる事故や、菜園のダツラが、冬になって地上部が枯失したため牛蒡と区別不能となり収穫され、金平牛蒡にまざって食べた人が重篤な神経性食中毒症状になった事故、また『食べられるハーブ』として売ってしまった例などが近年でもある。 |
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