私ノ名ハ『かいがらむし』。 はーぶヲ征服スルタメニヤッテキタ
  

コノ 『せーじ』 弱ッテルゾ
ヨシヨシ
ペタ。 

コノ 『はまなす』 肥料ガ足リナイゾ
オッケー、オッケー
ペタ。

  

私達ガ ココニ ペタット 貼リ付イタ瞬間ヲ 誰モ見テイナイ

るうハ イツモ 叫ブ
「げげっ! いつのまにっ!」

「いつのまに」ダッテ? ソウジャナイノダヨ、実ハ。

私達ニハ はーぶノ 悲鳴ヤ不満ガ 聞コエルノダ。
『土が痩せてきたのにるうはほったらかしなの』
『根っこがみえてきちゃったのになんにもしてくれない』
『ここ1ヶ月1回も触って(収穫して)くれないの』
『夏ばてしてるのにぃ〜』

私達ハ 悲鳴ヲアゲタはーぶ達ニ近寄リ ペタ ペタ ペタ ト 貼リ付イテ 慰メテヤル、、、ト見セカケテ 木質化シタはーぶノ茎ノ汁ヲ吸ウ。

「フッフッフ。モウ弱ッテイルンダ、イイダロウ? 残リノ命ヲ私達ガイタダク」

私達ノ姿ハ、手入レガ行キ届カズ、はーぶガ弱ッテイルトイウ 明キラカナ証拠ナノダ。
ソウ。私達ヲ見ツケタラ、自分ノ手入レ方法ヲ反省スルガイイサ。

デ、大イニ反省シタるうハ、
「ほったらかしてごめんね〜。でも気持ち悪いよぉ」ト、半ベソカキカキ、

私達ヲ 指ヤ“竹ベラ”デ コスリ落トス。細カイ所ハ竹串ヲ使ッテ。ペタット貼リ付イタ私達ニハ、薬剤モ効カナイカラ、マア、コレガ最善ノ方法ダロウ。(時々新芽ヲ 私達ト間違エテ カキ落シテシマイ、泣イテイル。バカナ奴!)

再ビ、清潔ニ風通シ良クサレ、土ヤ肥料モ充分ニ与エラレタはーぶ達ハ、気持チヨサソウデアル。コウナッタはーぶニハ、モウ貼リ付クコトハナイ。

「オイ、見ロヨ。アソコノ月桂樹、愚痴コボシテルゾ」
「ヨシヨシ、サッソク貼リ付キニ行クトスルカ。」

   

   

(カイガラムシの白いのは卵嚢らしい。カイガラムシにはしばしばアリが同居しており、またそれがいろいろな虫を呼んだりしてやっかいなことになる。ちょうどハーブが夏過ぎに弱ってくる頃と、年間のカイガラムシの発生が同時期になるので、被害がひどくなることがある。御注意ください。by 『るう』)

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