ハーブガーデン訪問:『菖蒲町あやめ・ラベンダーの里』

(訪問月 6月上旬)



梅雨入り

田んぼには植えられたばかりの苗。

低く飛ぶツバメとカエルの鳴き声。

そんな、まさに日本といったような季節と風景にぴったりのハーブといったら

それはもう ラベンダー でしょう!

え゛〜〜???


菖蒲町あやめ・ラベンダーの里

アクセス(自動車)東北自動車道久喜IC、県道296号を菖蒲町方面へ菖蒲町庁舎へ向かう。

      (電車)JR高崎線桶川駅下車、バス『菖蒲町役場前』

住所:埼玉県南埼玉郡菖蒲町新堀

TEL:0480-85-1111(菖蒲町産業振興課・内線366)

入園料:無料(随意、応援金として寄付も可)

営業時間特にきまっていない。毎年6月上旬〜7月初にかけて「あやめ・ラベンダーのブルーフェスティバル」が行われる。

6月〜7月にかけてのハーブっていったら、これはもうラベンダーでしょう。それでラベンダーっていったらもちろん『北海道』でしょう。

生きてる間に1回でいいから、北の大地にひろがるラベンダーを目にしたい。あの香りに包まれたい。あああ、富良野にいきたいよぉぉぉ。
雨雲のどんよりたちこめるこの時期になりますと、私はどうも『北海道へいってラベンダーが見たい病』におかされるようであります。

でも、自由がきかない身でもありますし、忙しく祝日もない6月にはとてもここ埼玉の奥地からいくことなんかできない。せめて、富良野でなくていいから、ラベンダーが、ば〜〜っと広がってるのを観られる場所が、気軽に日帰りできるところにあったらいいのになあ。



と、天は我を見放さなかった!
ありましたのですよ、実は。東京都内からでも1時間かからないところに、なんと2万8000株ものラベンダーがっ!!

 埼玉県菖蒲町では、四季折々の花をつかって町おこしをおこなっています。その菖蒲町が6月中旬〜7月上旬にかけて自慢するのがこのラベンダー。普段は田園風景の広がるのどか〜な場所ですが、この時期ばかりは、ちょっと大袈裟に表現すれば「北海道のラベンダー畑が引っ越してきたのかっ!!」と思う様です。



なにしろ田んぼが広がっていますので、周囲に高い建物がありません。ゆえに視界が遮られる事なく開放感いっぱい。ことに満開の時期は息がとまりそうな程の紫色と香りに圧倒されます。

今回は時期がはやかったのでちょっと紫が薄いですが。

ラベンダーは菖蒲町の庁舎周辺に4ケ所に分かれてうえられており、手入れもよくされています。関東では高原等を除き、ラベンダーはなかなかこういった町中では育ちにくいものなのですが、よくぞここまで!と感心してしまいます。

歩道&車道の両脇もラベンダーでいっぱい。

これがすべて濃い紫になることを想像するだけでくらくらしてしまいます♪

お茶などに利用するならこのぐらいが1番いいとき。

あ、こらこら、摘んじゃダメ!



特に幅5、6m、長さ300m程がラベンダーの花の帯になる八束緑地の堤は、圧巻です。



毎年、このラベンダーの花開く時期にあわせて「あやめ・ラベンダーのブルーフェスティバル」がおこなわれており、その会場は賑やかになります。出店でラベンダーの苗やグッズを買ってもいいですし、また薄紫の上品なあんこがはいった『ラベンダー饅頭』は話の種にいかがでしょうか。


ラベンダーを堪能したら、紫陽花の植えられている用水脇の小径を散歩しながら、あやめ園のほうにもおでかけくださいませ。ここでは3万5000株の花菖蒲が待っています。この時期の菖蒲町はラベンダーと花菖蒲との競演で紫一色です!


あやめ園の風景:ここだけみても十分な程 


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