『マロウ』

突然ですが、我が家で『異様に大きな葉っぱのベスト3』を発表します。
じゃかじゃかじゃかじゃか、、、、、じゃーーん!

第3位 
スペアミント
:肥料もやらないのになんでこんな大きくなるかわからん

第2位
メドウセージ
:日当たりも悪いのになんでこんな大きくなるかわからん

そして堂々の第1位
マロウ
:ほったらかしにしてるのになんでこんな大きくなるかわからん

  


絶好のゴミ箱隠し(^^ゞ

ここ埼玉の奥地は、マロウの仲間にはすごしやすい環境なのでしょうか、何もしなくても勝手にすくすくと育ってくれます。ゼニアオイなどは雑草化して見向きもされません。

我が家のマロウはすでにわたしの身長を超えています。幹(?)もがっしりして元気元気。まだ伸びて2mぐらいはいくでしょう。

花が次々に咲いて、楽しい毎日♪

マロウを育てているのは、花を利用するためです。冬の風邪引きのとき、喉の痛み緩和に使います。咳がひどくて喉がいたい時にとても重宝します。

マロウのお茶は『夜明けのティ』といわれて、入れたては青。そして・・・

ドライを3分間抽出したもの

それにトチの蜂蜜を入れるときれいな紫になる。

→→→
レモンを一滴たらすと赤紫、薄赤、薄ピンクと変化をみせます。とっても雰囲気のあるお茶で、喉がいたくなくてもいただきたい♪ とろりとした味わいです。

なお、他のハーブとのブレンドにしますと、また別の色合いに。

上手に色が撮せなかった(~ヘ~;)
     

この楽しみのために、花を収穫しどんどん乾燥させるわけです。(もちろん生の花で今すぐ飲んでもOK!)。
ちょっと大変なのはこのお花、咲いたその日の朝(午前9時頃までに作業をしてしまいます)に収穫しないとすぐしおれてしまうのです。
咲いたー! 鑑賞する暇もなくぶっちんぶっちんぶっちん!
いや、収穫はいくらでもするけど、さてこの量を一気に乾燥させるには? 干すところないよぉ。家中のザルは総動員されます。毎日花は咲くし、今は“たすけてくれ〜〜〜”という状態。でもこういう大変さは全然悪くない♪

  

天気のいい日は、ざるに並べて外の日陰で6時間ほど干し、完全に乾かなくてもあとは家の中でティッシュを敷いたザルの上で乾かします。それで翌日にはだいたいきれいな紫色に干し上ります。我が家ではガクも花粉もそのままです。

乾燥したらシリカゲルをいれて缶の中にいれて保存します。冬の大活躍を期待してます!

     

【マロウ】(Malva sylvestris mauritanica)
別名:ハイ・マロウ、ツリー・マロウ、ウスベニアオイ

育て方:移植すると枯れますので、「ここ!」と言う場所をきめて直蒔きします。こぼれ種でもよく増え、手に追えなくなることも。多年草(のはず)なんですが種がたくさんつくと枯れます。ひたすら花を摘んで乾燥させましょう。半日程度の日当たりがあれば場所・土は選びません。冬も外で大丈夫。

用途:葉っぱも茹でてたべられるそうですが、我が家ではもっぱら花のお茶専門です。

<違い>

コモン・マロウ

我が家のマロウ

【名前】
・コモンマロウ

【学名】
・Malva sylvestris

【姿】
・匍匐性(50cm前後)
・花色は濃いピンク

【一言】
・「自分の家のマロウをドライにしたとき、売ってるマロウティのようにきれいな色にならないのですが」という質問をうけるときはこのコモンマロウをドライにしていることが多い。

【名前】
・マロウ、ハイマロウ、ツリーマロウ

【学名】
・Malva sylvestris mauritanica

【姿】
・立性(80cm〜200cm)
・花色は赤紫〜紫

【一言】
・薬用のマシュマロウとほぼ同じ薬効がある。ハーブティにしたとき色がいい。ドライにすると非常にきれいな青紫になる。

     


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