『ハニーサックル』
ハニーサックルが咲き出すと、ああ、いよいよ夏がくるなあ、と思います。

  

かなり前、お土産に『練り香水』なるものを3ついただいた。お花の香りの香水である。花の名前とその絵が入れ物の蓋に描いてあった。
“ロータス”…ふむふむ。蓮だな。蓮見さん、だからか。エキゾチックな香り。
“マグノリア”…モクレンですな。いいかおりなんですよねえ、これ。

そして
“ハニーサックル”…はにー、、さっくるー?? これは初めてだー! ハニーでサックルということは(??) 蜜があまいのかな? 絵はスイカズラに似てるが。。。あああ、いい香り〜! 

これがわたしとハニーサックルとの最初の出会いである。

そして、ハニーサックルが日本の『スイカズラ』と近縁種であること、やはり同様に香りがいいこと、ハーブであること、そだてるのがそんなにたいへんではないこと、フェンスにからませて香りのアーチをつくることを知った。

ほーしーいー!!!
主人にねだりつづけ、園芸店で目を光らせ、御近所にあれば一枝盗んできかねない心境におちいったとき、ついに発見! ついにゲット! わーいわーいわーい。(ハーブハーモニーガーデンにて)
ついにわたしもハニーサックルのかおりを庭で楽しむことのできる身となったのである。

もろ西向きフェンスに2株、ぐるぐると好き勝手にからませています。道からの目隠しにもいいです。

雨上がりに撮った花    
香りがおとどけできないのがなんともはがゆいですねえ。花の形がちょっとたのしいでしょ?

       

つぼみは葉っぱの付け根から二つづつでてきます。我が家のハニーサックルは、つぼみがピンク、花が開いたばっかりは白、時間がたつとクリーム色にかわります。ちょうどスイカズラとハニーサックルを合体させたような感じです。

←クリーム色(下)と白(上)がお分かりになりますか?

 知り合いのものは、花が咲いたときからクリーム色だそうです。

からませているつるに、蕾がびっしりです。これから暑い夏にかけ、そして夏の終わりまで、つぎつぎといい香りの花は咲きつづけます。
    

【ハニーサックル】Lonicera periclymenum
冬も葉はおちません。(冬もジッと寒さに耐えるということから、スイカズラは『忍冬(にんどう)』という名があります。ハニーサックルの和名は『においにんどう』です) 育てやすいですが、アブラムシが大量につくことがあります。花の色はさまざまで園芸用の改良種がたくさんでています。香りのほとんどないものも。
なお、伸びすぎるあまり剪定をばちばちしたくなりますが、春先にやりますと花がつきませんのでご注意を。

挿し木:できます。スイカズラは暑くなってぐんぐん伸び盛りになる前に。ハニーサックルは「いつでもできるが、暑くないことが条件」だそうです。根元のなるべくしっかりした部分を挿します。

利用法:香りを楽しみます。ポプリに。また花の蜜を吸うととても甘いです。(スイカズラは花を解熱剤や風邪の薬につかいます。黒い実がなりますが、これは毒ですので口にしないで、蒔いてください)




うっふっふっふ♪

我が家の裏庭に自転車を出し入れしているとき、とってもいい香りがする。
「ああ、ハニーサックルがここまで香るんだなあ」と最初思ってました。
(冗談では無く10mほどは香りがただようのです)
、、、でもそれにしては香りがはっきりしている。
「あれれ?」と垣根にしている実にうっとうしいサザンカの茂みをみると、、、!

『スイカズラ』だあ!!

ハニーサックルとの目につく違いは蕾の色です。スイカズラは真っ白。

鳥が運んできたのでしょうか? こぼれ種でいつのまにかここまで育ってたのですね。
自然の恵みに感謝、感激。こんなうれしいことってありませんっ! 


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