
燃料電池バス、トヨタが試作
日経新聞2001/6/15

- 燃料電池バスをトヨタが試作。
- 燃料電池車は水素と酸素で発電して走る。
- 開発した試作車は、搭載したボンベから水素を供給するタイプで、水の電気分解の逆の反応で電気を発生させ、モーターで走行するしくみ。
- トヨタはこれまで、乗用車ベースの燃料電池車を開発したが、燃料電池の小型化や水素を搭載する場合の補給拠点の整備に時間がかかるなど課題が多い。
- 一方、車体が大きいバスは水素ボンベなどの関連機器を搭載しやすく、路線バスは運行ルートが決まっているため、燃料補給拠点も設置しやすい。
- 海外メーカーでも、今年4月にダイムラークライスラーが2002年に欧州10都市で燃料電池バス30台の販売を表明するなど、実用化に向けた取り組みが進んでいる。
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ハイブリッド車「プリウス」 |
燃料電池車 |
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投入時期 |
1997年 |
2003年ごろ
量産は2010年ごろ
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システムの仕組み |
電気モーターとエンジンを併用 |
水素と酸素を反応させて発電しモーターを動かす |
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特性 |
CO2排出量削減、燃費向上 |
窒素酸化物などがほとんど出ない |
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燃料 |
ガソリン |
水素、ガソリン、メタノールなど |
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価格 |
218万-236万円 |
未定 |
- トヨタ自動車は3つのパターンで環境対策車の戦略を進めている。
- 現行のガソリン車やディーゼル車の改良
- ガソリンエンジンと電気モーターを併用するハイブリッド車の普及
- 水素と酸素を反応させ、電気を起こしてモーターを動かす燃料電池車の開発
- 当面はハイブリッド車の積極的な投入を続けるが、「究極のエコカー」である燃料電池車についても2010年ごろの量産化を視野に走行実験などで技術の蓄積を進める。
- トヨタがハイブリッド車に力を入れるのは、「燃料電池車が実用化された後もハイブリッド車が併存する形で生き残れる」と読んでいるからだ。
- 燃料電池車の開発でも「水素と酸素を反応させる燃料電池と二次電池の二つの動力源を併用するため、ハイブリッド技術が応用できる。
- 燃料電池やその燃料など、膨大な環境分野については、米ゼネラル・モーターズ(GM)などを軸に他社との協調路線を強めている。
- 特に先行するハイブリッド技術では積極的に技術を供与し、世界標準を握る戦略を展開している。