ケイシス
住宅設備を格安販売
必要品のみネット通販
ケイシス(横浜市、栗原将社長)はインターネットで洗面台やトイレの便器などの住宅用設備を格安販売している。
わかりやすい価格設定で取り付け工事を同時に受注。
ピンポイントで住宅をリフォームしたい家庭の要望に応え、売り上げを伸ばしている。
家全体のリフォームではなく、トイレや洗面台だけ新しくしたい・・・。
そう思うけれど、ほかの工事まで勧められたら困る、価格の見当がつかない、などと結局ちゅうちょした経験はないだろうか。
ケイシスはこうした声に応えることで成長してきた会社だ。
拠点のある首都圏と大阪、名古屋で展開している取り付け工事は、トイレの交換が製品代プラス36,750円、蛇口の交換が製品代プラス10,500円と明朗会計。
製品の価格も定価よりも4〜6割安く設定し、設立11年で年商13億円に成長した。
栗原社長は1998年、水道の設備工事会社としてケイシスを設立。
当初は工務店などの下請け工事を受注していた。
そこで見えてきたのは、多くの工務店やリフォーム専門店は利益を出すため、客が必要としていない工事まで勧めざるを得ないという現実だった。
「もっとわかりやすく、必要なサービスだけを提供できないか」。
そう考えていたころ、ネット通販が一般的に。
そこで、工務店やリフォーム店でしか流通していなかった有名メーカーの蛇口や便器、洗面台などの通販サイト「サンリフレプラザ」を立ち上げた。
売り上げは年々増加。
現在はトイレだけで月に500〜600件の工事を受注する。
工事の安さの秘訣は、取り付けできるかなどの判断をネットで行なうこと。
携帯電話のカメラなどで現場の写真を撮って送ってもらうことで営業マンが足を運ぶ手間を省く。
「ネットで工事の受注ができるという手軽さが忙しい顧客にうけた」と栗原社長。
トイレや蛇口などに特化して請け負っていることも、職人の技術向上につながった。
1日にこなせる工事数が増えるうえ、製品をたくさん販売すれば仕入れ価格が下がり値下げできる、という好循環が続いている。
29日には福岡にも支店を開設し、サービスを始める。
栗原社長は「日本のトイレは外国人も必ず喜ぶ」と海外進出も視野に入れている。
