人を大切にする

「あらゆる組織が、人が宝と言う。ところが、それを行動で示している組織はほとんどない」・・・P.F.ドラッカー

ビジョン経営では、「ビジョン」と「組織文化」を研究しています。
「人を大切にする」ということは、「組織文化」に関わる企業・組織の根本の考え方です。組織を変革して行く時に、いろいろと考えなければならないことが沢山あります。その中でも、「組織の核」となるものが、この組織文化だと思います。
日本では、従来、あまり考えなくてもよかったのが、この組織文化というテーマだと思います。
なんとなく、「あ・うん」の呼吸というようなものがあり、あまり目くじらをたてることなく人間関係もまわっていました。
ところが、1990年代ころから、不景気のせいか、「成果主義・能力主義」というものが、「個人の成果」を問うようになった頃からか、この「あ・うん」とか「人間関係」というものが希薄になってきました。
「自分の仕事さえすれば、それでいい」という風潮です。
三隅二不二さんは、PM理論で「M機能」の存在を「P機能」とともに明示しました。
成果・仕事だけでなく、人間関係のようなことも重要だと言う考え方です。
目標管理の権威、猿谷雅治さんも、目標管理が失敗するのは「人間尊重」という考え方が欠如するからだと、言っています。
米国のマネジメント理論の流れを見て行きますと、この「組織文化」というテーマが近年とみにクローズアップされてきています。
日本人がこの20年間くらい放置してきた「組織の核となる考え方」がいま、重要になってきています。
組織文化を考えるとき、一番もとになるキーワードは「人を大切にする」ということだと思います。

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