三浦半島

二子山と森戸川渓谷

2005年11月22日、グリーンウッド夫妻は葉山町にある二子山登山に出かけた。近くにあるのにいままで未踏の山だ。K夫妻が先日登ったというので挑戦する気になったのである。

自宅から海岸沿いの国道134号を真っ直ぐに行くと長柄交差点から逗葉新道に入る。数年前に完成した湘南国際村に抜けるトンネル入口手前の南郷交差点を右折して南郷上ノ山公園内の駐車場にジープを停める。ウィークデイは駐車場の使用率は40%程だ。11:00駐車場(標高90m)の奥から登り始める。ちょうど南郷上ノ山公園を一周するようなルートで二子山(標高207m)に向かって徐々に登る。ヒヨドリの群が騒がしく鳴いている。

高度850mから俯瞰した全ルート図

青ルートは二子山散策ルート、赤ルートは森戸川渓谷散策ルート

上二子山にはKDDIの無線中継所がある。上二子山山頂は樹木が伐採してあって眺望は良い。東方には東京湾が見渡せる。住友重機の門型クレーンがよく見える。11月20日に徳山氏とセーリングしてこの門型クレーンの向こうに二子山を見たことを思い出す。南側には大楠山のレーダーサイトや湘南国際村の給水塔が遠くに見える。手打ちそば 屋「和か菜」前の棚田はその手前に見える。

標高150mの鞍部に下り、エノキの巨木が繁茂する急坂を登り返して12:00に標高205mの下二子山に達する。視界はない。昼食のオムスビとミカンを食す。標高130mの鞍部に下り、名も無い標高145mのピークに登り返す。急坂を標高100mの鞍部に下り、標高161mの阿部倉山に登り返す。 阿部倉山からは下るのみ。途中、自然薯のムカゴをとって食したがなかなかうまいものだ。標高40mの森戸川に着いたのはちょうど13:00。

二子山登山路

森戸川渓谷

まだ時間があると森戸川渓流の散策とシャレ込む。今年か昨年の台風で土砂崩れがあって倒木が多い。住宅地に取り囲まれているにしては深山幽谷の雰囲気だ。しばらくゆくと道路橋とおぼしきものが頭上にかかっている。横浜横須賀道路にしては早すぎる。湘南国際村に抜ける道路がトンネルから出てカマボコ状のカバー付きの橋を渡ってまたトンネルに入っていると推察した。このトンネルを通ったことがある。全部トンネルのように感じたが実は橋もあったのだということがわかる。カバーのおかげで車の音はあまり聞こえず。野鳥のさえずりを楽しむことができる。それにしてもこの季節はどこにいってもヒヨドリだらけである。

森戸川の支流に入り、最後は川底を歩いて沢登りして上二子山への登り口の150m地点に帰り着く。タップリ2時間の渓谷の散策だった。あとは平坦な尾根を歩いて南郷上ノ山公園内の駐車場に15:00に帰着。全行程4時間の散策 となった。総登り標高差358m、総下り標高差358mである。

葉山町堀内にあるボンジュール葉山店で軽食を摂って帰路につく。(Cafe Serial No.220)ボンジュール葉山店はスパニッシュスタイルの瀟洒な建物だが、白いスタッコでできた排気塔の空気排出口が黒ずんでいるのはパン製造工程で排出されるアルコールを分解する黒かびなのだろう。ボンジュール鎌倉山店も同じ黒かびがついているのを思い出す。

November 23, 2005

Rev. Feburuary 2, 2006


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