ディズニー・シー

グリーンウッド氏は1975年10月イラン向けのLNGプロジェクトでニューポートビーチに出張した折、週末の1日、ご本家のディズニーランドを訪問したことはあるが、東京ディズニーランドを訪問したことはない。

このたびディズニー・シーが開園し、好評で営業上も好成績を収めているとのこと。2002年米寿を祝った母が招待状をもらったので支援に出かけた。かろうじて雨が降らないという空模様であり、かつ掲載の写真はMPEG2圧縮のビデオ影像からの借用であるので画質は良くないが、雰囲気をご紹介する。足の弱った母のために入り口で車椅子をレンタルする。園内にあるホテル、ミラコスタの下をくぐるとそこは地中海の水辺が再現されている。

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地中海の水辺

花より団子、まず空腹を満たさねばならない。イタリアンレストランは全てカフェテリア方式で、車椅子では不便。テーブルに着席してオーダーできるところはフレンチのみということで、昼からフレンチのフルコースを約2時間かけていただく。お値段は手ごろで味はまずまずであった。ディズニーランドはハンバーガーなどのお子様向けジャンクフードしかないが、ここは大人が楽しめるレストランがあるとわざわざ入場料を払って通い詰める人が居ると聞いたが、わかる気がする。フレンチレストランは日本にも沢山やってきたポルトガルやスペインのガリオン船や大航海時代の船が停泊している一角にあった。園内の階段のある通路には車椅子用のスロープが設けられており、ハンディキャップのある人に対する配慮は行き届いている。このフレンチレストラン内では50センチの段差用に専用エレベーターが用意されていて、ここを通過しないとレストランには入れない。この操作は段取りも大変で一仕事であった。スロープにしておけばよいのにと設計者の誤算を笑う。

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ガリオン船

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大航海時代の港とポンテベッキオ

昼食もようやく終わり、満足してあとはどうでも良いという気分で人口の岩山に穿かれた洞窟を過ぎるとそこはジュール・ヴェルヌ作の海洋SF「海底二万海里」に登場するネモ船長のノーチラス号が係留されている秘密基地であった。(Image Data Serial No.3)

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ネモ船長のノーチラス号

マーメイドラグーンの海底の怪しげな旅も終わり、所在不明のアラビアの町を通過し、中米のアステカの遺跡のごとき地帯にくると映画インディージョーンズの世界を再現したロストリバーデルタになる。このシーンの水上飛行機の雰囲気がよい。

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ロストリバーデルタの水上飛行機

あとわけのわからぬポートディスカバリーなどというフィクションの世界を抜けてゆくとニューイングランドにたどり着く。ニューイングランドの水辺の雰囲気は出ている。ケープコッドにあるノーセットのライトハウスは赤と白の帯がそれぞれ1本であるが、ここにあるものはそれぞれ4本である。似ているが完全なコピーではない。

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ケープコッドのライトハウス?

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ニューイングランドの水辺

次は100年前のニューヨーク港が再現されている地帯にくる。ここで車椅子の特権を利用して、待てば1時間以上かかる水上バスに、長蛇の列をバイパスして乗り、逆周りに15分かけて園内を再度一周する。

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100年前のニューヨーク港

ニューヨーク港に停泊している3本マストの大型客船コロンビア号ではライブショーを鑑賞。

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コロンビア号のショー

午後のお茶で元気を取り戻し、劇場でブロードウエイミュージカルのハイライト30分の上演を堪能後、デパートで買い物。日本食レストランで夕食をとり、アンバサダーホテルに宿泊という一日であった。

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ブロードウエイミュージカル劇場の緞帳

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ニューヨークのデパート

2002/5/15

Rev. December 26, 2007


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