シオサイト、品川インターシティー、アークヒルズ、ロッポンギヒルズ

シオサイトは新橋操車場跡に出現したビル群である。このなかで電通ビルは2002年12月に開店した。フランスのデザイナー、ジャン・ヌーベルがデザインアーキテクトを務めた。結局鎌倉プリンスホテルにしたが、ここにあるカレッタ汐留 46Fにある響(ひびき)カレッタ汐留店を同窓会の会場にしようかと下調べしたことがある。浜離宮、レインボーブリッジ、お台場を眼下に見下ろすロケーションが売り。(Restaurant Serial No.197)

品川インターシティーはかっての国鉄操車場後に最近出現したビルコンプレックスである。ここの品川イーストワンタワー 26FのThe String Hotel Tokyo(Hotel Serial No.270)のロビーにあるレストランを2003年11月に利用した。レインボーブリッジの夜景はシオサイトよりすぐれている。

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品川インターシティー

地下鉄南北線六本木一丁目駅近くのアークヒルズの森ビルにあるバサラ(Restaurant Serial No.226)で2003年12月会食する機会があった。アークヒルズは1986年完成した再開発地である。ここにはサントリーホールがあってオーケストラを聞きに来たはずであるが、ホール前のアーケードは全く記憶がない。2003年4月に完成したロッポンギヒルズに人々の興味が移ったためか閑散としている。

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アークヒルズのアーケード、右手奥にサントリーホール

アークヒルズに出かけたついでにと2003年4月六本木六丁目の旧テレビ朝日六本木センター跡に出現したロッポンギヒルズまで散策することにする。地図もなしに参議院副議長公邸、ホーマットコモドア、東洋英和学院、地下鉄日比谷線六本木駅と迷走したのち、ようやくたどり着く。森美術館や展望台は前に来た時とおなじく、人気で長い列ができている。シネマコンプレックスがあるのが目新しい。屋外庭園と巨大な屋根付き広場が目玉となっている。

仏ミシュランの三ツ星シェフ、ジョエル・ロブション氏がここの2Fにラトリエ ドゥ ジョエル・ロブションというカジュアルなフレンチレストランを開店している。

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ロッポンギヒルズの森タワー

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ロッポンギヒルズプラザ

帰路はけやき坂(外苑東通り)から地下鉄南北線麻布十番駅まで麻布十番商店街を散策した。

ここの再開発を指揮した森ビル副社長の山本和彦氏がJPMFのPMシンポジウム2003でした講演によればアークヒルズ完成直後に計画に着手し、地権者の取りまとめも行政の許可取得も含め完成までに17年かかったという。特に環状3号線と六本木通りの立体交差になっていてもランプが双方向になっていないため、これを双方向にして交通渋滞を緩和するための新しい道路や物流のための道路を追加すること、そのために失われる街の連続性を維持するために公道の上に人口地盤を設けることの許可を行政から得るのに余計な時間がかかった。しかし実際の建設工事は3年しかかからなかったとのこと。面積は11.6ヘクタールで恵比寿ガーデンプレイスの1.5倍、アークヒルズの2倍とのこと。2,800億円の費用はプロジェクトファイナンス方式でまかなった。

この森タワーは米国のKPFがデザイン・アーキテクトを務めた。ギロチン式の回転ドアで死者がでて、回転ドア撤去の発端となったビルである。

マレーシアのペトロナスタワーやニューヨークのバッテリーパークシティーのウィンターガーデンのデザイン・アーキテクトを務めた米国のシーザー・ペリ氏が関わったものとしては愛宕グリーンヒルズがある。

December 20, 2003

Rev. April 2, 2004


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