箱根

冬の金時山

2000年3月12日、wakwak山歩会は 第6回定例登山として箱根外輪山の金時山(1,213m)登山を企画した。足柄峠から金時に登り、仙石原に下るルートである。

足柄峠→金時山→仙石原ルートは白色

当日は雪を予想しないで出かけたため、折からの雪の中をアイゼンなしに登るはめになった。しかし処女雪の中を登る気分はまた格別であった。新松田駅8:30集合。タクシーで足柄峠の聖天堂前まで。積雪10センチで2輪駆動車はここまでが限度。足柄峠の足柄城から2.7kmの猪鼻砦跡まではだらだら坂が延々と1時間も続く。

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猪鼻砦跡を過ぎて

最後の1/3の行程ははしごも必要な急坂であった。アイゼンを用意して来なかったのは軽率。幸い新雪のためなんとかなったが、凍結したら、滑落の危険大。特に足柄峠側が急斜面で危険度が高い。

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猪鼻砦跡金時山の間の鞍部を見下ろす、白い道が今歩いてきた登山道

11:30には金時山(猪鼻山)頂着。金時娘こと小宮山妙子(69才)さん経営の山小屋で昼食。豪快な味噌汁が忘れられない。毎日登山しているとNHKの番組でも紹介された小山町の方が居られて色々お話をうかがう。

12:30には仙石原に向け下山開始。途中100名もの団体登山と遭遇。中伊豆と東京からとのことだった。ほとんど高年齢層であるが、中に若干の少年が混在していた。皆、指導よろしく、アイゼンを装備している。仙石原の「せりざわ荘」(Hot Spring Serial No.146)で一風呂あびて3:05バス乗車。4:30には小田原着。

1997年夏、 仙石原からアッタックし、暑さのために途中で挫折したこの山も冬季に征服できたわけだ。

2000年3月12日

Rev. February 4, 2006


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