浄智寺

浄智寺は臨済宗円覚寺派。鎌倉五山の第四位。29才で早死にした北条宗政の妻と子の第10代執権北条師時(もろとき)が1281年ごろに創建したと伝えられている。

総門の手前に鎌倉十井のひとつ 「甘露ノ井」があるが泉はかなり前から涸れている。

甘露ノ井

苔むした石段をあがると中国風鐘楼門、その先に曇華殿と呼ばれる仏殿がある。

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苔むした石段と中国風鐘楼門

仏殿には三世仏坐像「阿弥陀如来(過去)、釈迦如来(現在)、弥勒菩薩(未来)がある。仏殿の右手裏隅には昭和初期に復原された観音菩薩像が安置されている。このため鎌倉三十三観音霊場第31番札所となっている。



曇華殿右手裏隅の観音堂

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茅葺き屋根の書院

1998年の夏頃か、グリーンウッド夫妻は鎌倉五山四位の浄智寺に出かけた。かけこみ寺として知られる東慶寺もハシゴしたと記憶している。ビクターの30万画素のデジカメを買ったばかりでこれを持って出かけた。ピントが甘かったので使わずにいたが、鎌倉五山についてのシリーズとしようと、遅ればせながら本ページを作成した。

2007年11月ノース・ウェスト・フォーラムのメンバーを案内してここを再訪したときには残念ながら中国風鐘楼門は新材を使って更新されていた。また仏殿奥の墓地の脇にウィンクする布袋さんの石像がある。腹をなでるとご利益があるとか。鎌倉七福神の一つ布袋尊である。

布袋さん  西沢重篤氏撮影

浄智寺の総門左手横の道を奥に入って行くと、葛原ヶ岡ハイキングコースにでる。ここから銭洗い弁天に行ける。

November 12, 2003

Rev. March 27, 2015


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