2010年の夏は100年に1度の猛暑だという。1ヶ月、490kWの電力料金11,261円を支払って空調を24時間とめないで自宅を一歩も出なかっ た。9月に入り、海抜1,700m故に空調機が装備されていない八ヶ岳高原ロッジにでかけて、その猛暑を知る。このホテルは堤清二が堤義明に対抗心を燃し て造成したものだ。広大な敷地にゆとりがあり好きなところだ。しばらく訪れていない。2006年以降、4年ぶりの再訪だ。
クーラーや 避暑に来て知る 暑さかな
第一日 9月6日(月)
早起きして7:00自宅出発。御坂峠経由、中央道、小淵沢ICを降りて八ヶ岳牧場に向かう。役所経営のため月曜日は休園であった。
今日は午後3時のチェックインまでにまだ行ったことのない稲子湯温泉に立ち寄ってみようというわけである。その前に清里の清泉寮に新館ができたというので立ち寄ることにした。
清泉寮新館
清泉寮本館の方は小学生の団体で混雑していたが、新館の方は静かで、建物も新しく快適そう。清里の駅前を通過したが寂れている。
そのまま野辺山高原を越え、海ノ口に降り、松原湖から大月川沿いに稲子湯に向かう。正面にニウが見える。稲子湯に駐車し、ミドリ池に向かって登山道を散策 する。辺りはイオウの臭いが立ち込めている。八ヶ岳林道経由で本沢温泉に向かおうとしたが道路崩壊により通過禁止であった。
稲子湯
とってかえして八ヶ岳高原ロッジにチェックイン。(Hotel Serial No.132)夕食までの時間は美鈴池コースの散策をする。シカの家族が別荘地内を闊歩している。トリカブトやノコンギクが多い。
トリカブト |
ノコンギク |
シカ |
第二日 9月7日(火)
7:00起床。台風が九州に接近しているというがまだ快晴・無風。
ベランダにて
11:00のチェックアウトまで音楽堂とヒュッテの散策をする。音楽堂越しに2006年に登った飯森山はどこかと探すが、前山に隠れて、も少しのところで見えない。 八ヶ岳高原の最高地点までのぼればあるいはみえるかもしれない。ヒュッテは尾張徳川家19代当主の邸宅を移設したものだ。
別荘地からは赤岳と横岳が良く見える。
赤岳と横岳
チェックアウト後は車で移動し、せせらぎの小径を杣添(そまぞえ)川の河川敷まで下る。
八ヶ岳高原からの帰路、滝沢牧場に立ち寄る。かなり大きな観光牧場で、乗馬などを楽しむことができる。子供たちが乳絞り体験をしていた。
刈って干した牧草を集めて円筒形の梱(こり baile)にし、プラスチック製の紐で縛るBailerというJohn Deere社製の牧草収穫機械を見る。下半分が割れて大きな円筒形の梱を産み落とす。この梱にプラスチックフィルムを巻く機械は別にある。プラスチックフィルムを巻くと速く発酵する。8 series Round Bailers by John Deere
September 9, 2010
Rev. September 18, 2010