渋温泉

最近の温泉は建物は魅力的でも湯量が少ないためか、循環式が多く不衛生で楽しめない。子供のころ、渋温泉でアレルギー性の皮膚疾患が一日で治った経験があり、ここの由緒ある旅館なら、湯量も確保できていて循環式ではないだろうと見当をつけた。朝8:00に急に思い立ち、渋でも最も古い金具屋をインターネットで探して予約し、新幹線で駆けつけ3:00にはチェックインできた。折角だからと1936年に建てたという数寄屋風木造四階の斉月楼の貴賓室、長生閣を選んだというかこれしか空き室はなかった。下の写真の最上階左側の部屋である。(Hotel Serial No.253)

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金具屋の斉月楼

建物は古いが2003年に文化庁の登録文化財となっただけあり見事な建物である。泉質の異なる3つの大きな湯と個室になる湯が5つあり、計8つの風呂を楽しんだ。ねらい通り、循環式ではない。当主は9代目だが、まだ20代で若く、若い美人の女将ともども大げさな応接作法がなく、好ましかった。

June 8, 2003


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