奥丹沢

加入道山・大室山

2003年5月23日、wakwak山歩会は西丹沢最奥の山群 、加入道山(1,418m)・大室山(1,588m)にアタックした。"加入道山"といういわくありげな山名にまず惹かれる。"加入道山"のいわれには諸説あるけど、鹿が多いことから鹿入道の名がつき、そこから転じたものという。山稜はうっそうとした森に埋もれ、わずかな登山者がもくもくと歩むだけの地味な山々という。

ルートは緑色

第1日

時間に余裕をみるため、奥箒沢山の家に前泊する。(Hotel Serial No.251) 宿泊客は我々を含む2パーティーのみ。夕食は岩魚の塩焼きで美味。4,000円の宿泊料はお徳と感ずる。女将さんも感じのいい人だ。若い頃は美人であったろう。

第2日

翌朝5:00起床、予定通り6:00出発。2:40で白石峠に到着。2:30のコースタイムに匹敵する好成績だ。加入道山に至る登りで少しキツイ登りがあるだけで難なく加入道山に到着。一般に丹沢は花の無い山であるがようやくミツバツツジをみる。加入道山は大理石の山とのことだが、高品質の大理石の岩を見る。むかしのさんご礁のなごりであろう。加入道山から大室山に至る縦走道はブナの林で心地よい。特に北斜面にブナの大木が多いと感じた。林床にはササがないことはないが、勢いはない。

okutanzawa.jpg (17429 バイト)

加入道山から大室山に至る縦走道にて (コンちゃん撮影 )

前大室を過ぎて少し下ると両側から急斜面の迫る破風口という痩せ尾根があるがその外は縦走路は緩やかにうねる尾根道だ。大室山の手前にある名も無き山頂はバイケイソウの群落が発達していて木道で保護されている。寿命をまっとうしたブナの巨木が倒れているが、次世代が育っていない。そういえば白石峠に登る沢床の河原にブナの幼木が植林されていたが、樹冠に覆われている場所は全滅していた。天気は無風で霧に覆われ時々パラパラと来るが降り出すことはなかった。午後に東南の微風が吹き始めるがこれも穏やかなもの。全工程に渡り、各種の鳥の鳴き声が聞こえるが、まだ未熟で聞き分けられない。そのうちCDで覚えよう。

大室山で昼食。大室山山頂から取って返して犬越路分岐から犬越路までは長い尾根を下る。犬越路から用木沢出合までは沢下りだ。始めは涸沢、後水音を聞きながら、予定より前のバスを捕まえようと休み無く下山する。この沢には鉄骨製の堰が多い。今回は下山中の膝痛防止に米国で開発されたサポーターを用意していった。これは正解。中川温泉「ぶなの湯」で汗を流し、新松田駅前で反省会。(Hot spring Serial No.187)

スケジュールとパーフォーマンス

日付

場所 予定時刻 実時刻 歩数

第1日目 5月 22 日

5月22日(木)
小田急新松田駅

15:40集合、15:55発

15:30着、15:55発 -

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西丹沢奥箒沢山の家

バス着 17:06 徒歩20分

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第2日目 5月23日(金)

奥箒沢山の家

発 6:00

発 6:00 0
- 白石峠(1,300m)

発 10:00

着8:45 -
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加入道山 (1,418m)

発 10:40

着9:15 -
- 犬越路分岐

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着10:45 -
- 大室山 (1,588m)

発 12:40

着11:00 発11:45 -

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犬越路 (1,060m)

発 14:10

着13:00 -
- 用木沢出合

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着14:00 -
- 西丹沢(バス停) 着 15:40 着14:20 発14:40 20,700
- 中川温泉「ぶなの湯」

中川始発 18:33

発16:35 -
- 新松田駅 バス着 19:20

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奥箒沢山の家は 1泊2食付で 4000円

西丹沢発バスは・・・14:40(谷峨行き)、16:10(新松田行き)

装備・食糧
山行装備:初夏の日帰り登山ていどのもの。雨具必帯。腰痛・膝痛対策
食糧:第2日目の昼食、水2リッター

May 24, 2003

Rev. March 24, 2006


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