ロスアンゼルスの建物

マンハッタンビーチ在住のロンが昨年、奥さんのコニーと行なったロスアンゼルス市の有名な建物探しの結果をご紹介する。まず初めに西ロスアンゼルス地区のために戦後グレゴリー・エインが設計した革新的な建物である。いまでこそ、このようなフラットな建物は普通であるが、当時としては革新的なものであった。面積は当時は100 sq.m.位で狭いが、当時は米国では標準的な大きさであった。革新的すぎて建設費が従来工法の2倍もかかったため、当初の計画の4分の1建てたところで中断されたという。しかし、この概念は広まった。これらの初期の建物は驚くべきことに今でも大切にされて人が住んでいる。当時植えられた街路樹も大きくなり、歴史をしのばせるものである。

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グレゴリー・エイン設計の小住宅と建設当時植えられた街路樹 (クーパー氏撮影)

ハリウッド・ヒルに行くとフランク・ロイド・ライト設計の有名な建物がある。コンクリート製の192sq. mの広さを持つマヤ形式と呼ばれる集合住宅である。

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フランク・ロイド設計のマヤ形式集合住宅 (クーパー氏撮影)

最後にすでに日本でも新聞報道で見られたと思うフランク・ゲリー設計のウォルト・ディズニー・コンサート・ホールである。建設中の建物を時々観ていたのだが、外見は地震の後のような感じを与える。

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ウォルト・ディズニー・コンサート・ホール全景 (クーパー氏撮影)

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グランド・アベニューを見下ろす東側のシュールな階段 (クーパー氏撮影)

音響設計はミノル・ナガタとヤスヒサ・トヨタが担当したというので完成を楽しみにしている。ニューヨーク・フィルは良いコンサート・ホールを不幸にして持たないが、ロスは幸運をもてるか?

October 23, 2003


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