日光国立公園

周遊ドライブ

35年以上昔、金精峠から中禅寺湖に至る道が開通し、東京から日帰りで沼田から日光に抜け日光街道を帰宅したことがあ る。まだ道は未舗装であった。砂煙を上げて終日ただ砂埃の中を走行し、帰りの日光街道の渋滞で疲れ果てた悪い思い出だけが残った。この思い出が災いしてそ の後、仕事上の付き合いを除いて自ら中禅寺湖界隈に入ることはなかった。

中禅寺湖湖畔に 中禅寺金谷ホテル(Hotel Serial No.167) があると聞きおよび、悪いイメージ払拭の足しになるかとグリーンウッド夫妻は2000年8月のとある週末、ジープ・ラングラーで出かけた。

第1日

2000/8/21朝7:00時鎌倉発、湾岸道路経由、東北道に入る。お盆明けの東北道はサービスエリアに入りきれない混雑ではあったが、渋滞することもなく、 第二いろはざかを登り11:30華厳の滝駐車場に到着。いろはざかはいままで下りばかりであった。登ったのは初めてである。華厳の滝はエレベーターで滝壺まで下った。水量も多く 絵葉書通りの姿をみせていた。

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100メートルの落差の華厳の滝


中禅寺金谷ホテルは中禅寺湖の繁華街を外れた清閑な立地にある。1991年完成のバブルの影響を受けた建築物であって、立派。外壁は木の素材を見せる校倉 造り風の一風変わった建築物である。内装も重厚な木材を惜しげも無く使っている。経営は苦しいとは思うがサービスは簡素ながら心地良い。湯元から引いたと いう硫黄泉もログハウスで楽しめる。

日光の金谷ホテルの経営だが、日光の金谷ホテルの前身である金谷カッテジインにイザベラ・バードが泊っている)

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中禅寺金谷ホテル

中禅寺湖ではボートからの釣りを楽しむ人が若干見られる程度で山中湖や河口湖に比べれば至って静謐である。

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ボートフィッシング

第2日

裏男体山林道へのジープ乗り入れにチャレンジした。一部未舗装のダートであり、簡易舗装部も4輪駆動車がようやく通過できる程度の悪路である。

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裏男体山林道

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裏男体山林道の男体山中腹から光徳牧場越えに金精峠方面を望む

林道をそのまま行けば清滝に降りてしまうので途中で引き返し、光徳牧場界隈を散策した。

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光徳牧場

午後は湯元の宿泊先 (Hotel Serial No.168) に車を駐車後、13:00より17:00まで湯の湖、湯滝、湯の川沿いに戦場ヶ原 ま でハイキングした。湯の湖、湯の川は中禅寺湖よりフライフィッシングが盛んなところである。水は流れ入る温泉中の硫黄のせいか、多少濁っているが、魚には 害が無いようである。湯元は谷間に湯が自噴し、出来た水溜りは独特の温泉の色をしている。硫化水素の匂いが結構する。近頃一般的になった循環式再加熱方式 でないため、温泉本来の豊かさを感じる。

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湯の湖から45度の斜面を流れ落ちる湯滝

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戦場ヶ原と男体山


第3日

9:00出発。光徳牧場から奥鬼怒川温泉へ抜ける林道に挑戦。いまは舗装もされ、問題もなく通過、川俣に出る。人造湖川俣湖、瀬戸合峡、霧降高原経由岐路につく。霧降高原はその名の通り、霧の中であった。16:00には帰着。

2000/8/21

Rev. October 17, 2015


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