MT様

リポートは正月に受け取ったのに怠けていて締め切りがせまり、ようやく読みはじめました。皆様よく聞いていただいてよく理解していただき感謝してます。

与えられたテーマが簡単過ぎて面白くないので中身を濃くしようと知っていることを皆放り込んで哲学したため、プロジェクトのライフサイクルと一般的なライフサイクルをごっちゃにしてしまった学生も少し居ますが、総じて良く理解していただいたと思います。私の人生の総決算としてまとめたものです。

さて

質問1「再評価の時点でリスクは本当に下がっているのか」:建設会社などが行う建設プロジェクトはすでに発注者がプロジェクトのリスクを下げるフロントエンドをしているため発注者にとってのプロジェクトのリスクは十分低下しておりますので受注した段階でノーリターンポイントは過ぎていると考えてよいと思います。建設会社にとってのリスクはもっと小さなもので、プロジェクトを細分化したミニプロジェクトをどうするかというフェーズの問題となるとおもいます。入れ子現象というかフラクタル的とでもいいましょうか。

質問2「プロジェクト概念を一般化したのは面白かった」:市大講義準備の中でやったこともMT様と同じ考えでした。

質問3「カオス現象を表記する差分方程式を知りたい」:講義用資料はパワーポイントで作成しましたが、これをパックした様式で送らせてもらいます。全資料送ったら2MBを超えメールシステムが受け付けてくれませんので、配布しなかった付録のみ送ります。実はいずれ本講義を発展させて論文にしたいと考えておりますが時間がなく、CDM退職後の楽しみにしてます。(思いがけなく早くPM学会向けに論文が書けました。pdf ファイルです)このほかにも、JPMFで発表した論文は私のホームページに掲載してありますので興味がありましたらご一読ください。

以上