郷里の友人に砂浜で波にゆられて角がとれたガラスの破片を拾い集めて送ってくれとたのまれた。2回程拾い集めたものがようやく下の写真の程度である。
なにも知らなかったがこのガラス片をビーチグラスというのだそうである。波打ち際に流れついた漂着物を集めてその由来を推理したり、コレクションしたり、アート作品にしたりするのをビーチコーミングというのだそうであるが、ビーチグラス集めもその一つ。これでスタンドのフードなどを作るらしい。
最近はペットボトルやアルミ缶が多くなってビーチグラスも少なくなった。
七里ケ浜で集めたビーチグラス
ビーチコーミングしているとたまにイルカの耳石がみつかるそうだ。死んだイルカの耳石は硬いので浜に打ち上げられても耳石だけが磨耗せず残るのだそうだが大変に希少で収集家に人気があり、1個1-2万円もするという。
ところで上の写真の左端においてある先の細くなった円筒状のガラス製品はグラス・ファイバーを束ねて焼結して固め、下部を熱してつぶして太くし、両端を磨いたものである。細くなっている面を本に押し当てると太くなった面に拡大された文字が 写る。レンズと同じく拡大鏡として使えるところが面白い。逆に置けば縮小された影像が映る。
2002/4/2
Rev. November 21, 2005