STCW国際条約

1978年締結のSTCW国際条約(STCW Code)は1965年の英仏海峡でのトリーキャニオン海難事故後IMO (International Maritime Organization) が音頭を取って締結した国際条約。業務用船長の資格で、5年毎の更新が条件となっている。ちなみにSTCWはInternational Convention on Standards of Training, Certifiction and Watchkeeping for Seafares 1978の略称。

プレジャーボートにもこの資格を要求するのは日本だけ。国際条約に適合する国家資格として国際的に通用する。外国では業務用小型船の船長にも当然なれる。

1984年にグリーンウッド氏が22日間の有給休暇を取得して実習船に乗った時の同期にJALの副操縦士と某大手水産会社の社員がいた。副操縦士氏は海外航路でオフの時、強烈な太陽光を浴びて体内時計調節のためにヨットは必須といっていたし、水産会社の社員はペルーで漁船を沢山チャーターして船団を組み、その船団長になってアンチョビ漁をするとき、この免状が役に立つとおっしゃっていた。


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