神奈川県の津波対策

東日本大震災で津浪の恐ろしさは学んだはずだが、神奈川県の津波対策はどうだろうか。筆者の住む鎌倉市は津浪の恐れがある場所をハザードマップとして各戸 に配布しただけである。条例で古都の景観保存のため3階以上の建物は由比ヶ浜にも材木座にもない。無論、無骨な鉄骨製のお立ち台もない。

自宅のある七里ヶ浜2丁目は海抜35mの地点にあり、津波の範囲外である。



海から見た七里ヶ浜2丁目 2015/9/5撮影

江の島には立派な高台があるが、なぜか江の島のマリーナには津浪用のお立ち台がある。これは無駄な投資ではないか?



江の島 のマリーナにあるお立ち台

辻堂の海岸線は一面の防風林の緑が美しい。しかし、海岸より2km奥の東海道線辻堂駅南口の高さ約64m、20階建てマンション・ビルとその後ろの10階建てショッピングモールのビル群や芙蓉カントリー倶楽部 がある丘は見えるがその手前の海に近いところには高いビルはなく、江の島のマリーナにあるようなお立ち台も見当たらない。左手に湘南新道沿いのライオンズ マンション群と松下政経塾の塔 が僅かに見えるだけで3階以上鉄筋コンクリートの建物も皆無。松下政経塾の塔の奥には東海道線の北側にあるTOTOの工場が見えるが遠い。ここの住民は 津 浪で命を落とす運命にあるようだ。



辻堂海岸

September 13, 2015
Rev. November 1, 2016

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