Inspiron620sの静電気蓄積トラブルと対策

2011/8、 デ スクトップ主機としてInspiron620s を使い始めて3ヶ月目に電源スイッチボタンを長押ししなければ起動しないようになった。毎日その長さが次第に長くなり、ついにいくら押して も起動しなくなった。原因はわからにまま、箱の中を覗くと赤いLEDが光っている。ということはAC電源は生きている。念のためプラグを引く抜くとその LEDはまだ点灯してい る。どういうことだろうかと様子を見ていると30秒ほどしてようやく消える。多少の蓄電をしているようだ。電源プラグを戻してボタンを押すとスタートする ではないか。



Inspiron620s

用心のためシャットせず1日かけてまず2Tbの外付けHDDをフォーマットし、手動ですべてのデータをバックアップした。次にWindows7標準の自動 バックアップで同じ外付けHDDに自動バックアップした。そしてリカバリDVD-RWディスクも 作った。今後も毎週同じ日曜日午後7:00に自動バックアップしてくれるという。むろん差分作業のようだ。みているとまず内臓HDDをすべて読み取り前回 のバックアップとの差分だけ上書きする仕組みと見受けた。外付けHDDのスイッチを切っておいても自動的にスイッチをいれてくれる。

スタートボタン問題解決はしないだろうと覚悟していると案の定、同じ症状が再発した。ここで、電話サービスを受けることを決意、Dellのサイトで電話番 号を調べ電話す る。サポートセンターは海外にあるらしく、いくつかの自動関門をくぐり抜けてようやく訛りのある日本語を話す御嬢さんにたどり着く。彼女に事情を話し、言 われる通り、シャットダウンし、電源プラグを抜き、ボタンを20秒ほど押してから、電源プラグを戻してボ タンを押すとすぐスタートした。マシンに異常はない、静電気が溜まるためだという。今後同じ症状がでたら同じ作業をセよという。

どうもこの機種は静電気がたまりやすいらしく、次の日も同じ症状がでる。そこでスイッチ付の電源タップを使い、PCをシャットしたのちはタップのスイッチ を切ることにした。待機電力もセーブでき一挙両得。

2013/12 静電気が溜まらないように、コンセントを抜いて2年放置して置いたInspironのボタンをおしても、ブートしない。放電のためにボタンを長押ししても だめ。それでも数日繰り返すと、立ち上がる。ボタンの接触がわるいのかどうか原因不明。

2015/4 試みに使うと静電気がたまる問題はシャットしたら、コンセントを抜いておくか、スイッチ付きのコンセントのスイッチを切っておけば問題ないと確認。

2015/10にどうせ遊ばせておくならとWindows10に切り替えてみると、シャットで きないという問題はなくなった。結局、シャットできないのは静電気ではなくOSの問題だったようだ。

2015/12にInspiron15のブート・トラブルから避難するためにデータを移して本格的に使い始めたところ、まずNextFTPが使えなくなっ た。これは新しいバー ジョンのNextFTPをダウンロードして治った。次にPhotoShopが使えない。エラー・コードはAdobe 150:30とでる。いろいろ試みてみたが、再インストールするしか手がない様だ。まず古いPhotoshopを削除できるかわからない。探し回った結 果、スタート→設定→システム→アプリと機能でアンインストールできると判明。そして購入時のDVDからインストールしたら動くようになった。

結局2016年に入り、Inspiron620s は完全に動かなくなった。故障したと思われる内臓のタイのWesternDigital製HDを取り外して保管し、本体はごみとして処分。Intel Processorはコーヒーを温めることができるといわれた発熱量らしく大型のフィンとファンが直付けしてある。



Intel Processor

December 7, 2011

Rev March 26, 2016



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