電話回線避雷器の寿命

七里ガ浜に住んで20年以上になる。全ての設備も同じ時間経っている。電気器具の寿命は潮風で短命だ。屋外の温水器、空調などの電気回路は数年でダメになる。演算回路の上でゴキブリが死んでいたこともある。ちょうどいい温度なのでゴキブリがこのむのだそうである。修理代は人件費がかさむ。最近では初期コストは兎も角、潮風対策の有無を確認して購入することにしている。

2002年、梅雨で電話器に雑音が入り始め、ADSLは遅くなるだけで使えたたが、電話は途中できれてしまう。NTTの係りがやってきて避雷器の回路の一部が着地していると今は使っていない引き込み線の安全器と交換してくれた。分解してみると単純な構造だ。落雷の過電流をアースに流す素子とおぼしきセラッミックの外側に着地電流の流れた跡が見える。

safety.jpg (5413 バイト)

安全器内部

2003年の梅雨期には前年交換した中古安全器が同じ症状を生じて昇天した。約10年前に娘が引いた電話線の避雷器なので、この避雷器の寿命は10年だったということになる。交換の人件費と使用者の不便を考えたらもっと耐用年数の長い仕様にしても良いとおもう。

July 5, 2002

Rev. June 24, 2003


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