天井裏、壁裏配線

情報技術は最も進歩の早い技術で家や船が設計されたときには無かったものが多い。第7艦隊の原子力空母を見学したときも、士官達が使うパソコンなどは空母が建造された25年前にはなかったものだ。したがってこれらをつなぐケーブル類は隔壁のハッチを通すことになり、最早ハッチは閉まらなくなっている。無論、水線上の居住区をつなぐハッチだからこれで船が危険にさらされるというわけでもないが、とってつけた感じはぬぐえない。

我が家もご多分にもれず、築後30年、空調機の位置替えに伴いパワーケーブルを壁に這いめぐらせ、ケーブルTVの同軸ケーブル、電話機の位置替えによる電話線などが部屋の中をのた打ち回っている。

このたび、居室の床の張替え、壁と天井の壁紙の張替え工事に伴いこれらの見苦しい配線を天井裏と壁裏に通すことにした。天井にできるだけ穴を開けずに電線を通すためにダウンライトをはずしてそこから扁平な導線をまず通してケーブルを引くという厄介な作業をした。こうしてパワーケーブル、同軸ケーブル、電話線を所定の位置に通すことができた。

赤いケーブルがケーブルを敷設するための導線

ダウンライトの無いところは穴を空けて、後塞ぐという作業をする。 切り取った石膏ボードをビスで固定したのちプラスターで隙間を塗りこめる。

空けた穴を塞ぎ、プラスターで塗りこめる

居間から廊下に電波強度の強い親子電話機を移設する。

廊下に移設した電話機

June 21, 2010

Rev. June 30, 2010


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