BMW試乗記

グリーンウッド氏はバイクはハーレーダビッドソンしか知らなかったが、ひょんな機会からBMWに試乗する機会を得た。ニュージーランドツァーでお世話になった松下氏が来日した機会に箱根にツーリングしようということになったのだが、グリーンウッド氏のバイクはまだ海上にある。そこで中本氏所有のBMWを借りて参加することになった次第である。前傾姿勢のレーサー仕様のバイクは敬遠し、下の写真の左側にある最もハーレーに近い車にしてもらった。

bmw.jpg (32674 バイト)

箱根の杉並木前で

跨った状態ではハーレーよりほんの少しシートが高いが足つきは問題ない。水平対向エンジンのため、跨った状態でエンジンをふかすと右向きの加速度を感ずる。しかし走り出してしまえば、この横向きの加速度は感じなくなる。

箱根に行く前にまず千鳥が淵で花見をしようと出かけた。京王プラザホテルの地下駐車場から飛び出して、なれないバイクで都心の渋滞地帯を走り回るという試練を踏むはめになった。エンジンが高速回転型のためか、ギヤシフトはかなりいいかげんでもエンジンが追従してくれうるので気楽に乗れるバイクである。決して軽くはないのだが、軽く感ずる。フットレストはハーレーより高めである。これは高速のコーナリングでフットレストが地面につかないための処置であろう。ハーレー用のドカブーツではシフト操作がやりにくい。ブレーキはABSつきなので安心して使える。ウインカーがハーレーのように自動で切れないので、なれるまではウインカー出しはなしのチョンボをよくやった。

花見も終わり、国会議事堂や霞ヶ関官庁街を走り回ってからようやく霞ヶ関ICから高速に乗る。バイクは高速安定性もよく、振動も無いため、加速しても恐怖感がない。フード無しのジェットヘルを持ってきてしまったのが悔やまれる。

途中、海老名SAで菅原氏差し入れのすしを賞味。乙女峠越えで湖尻に近い生そば屋、梢月庵でそばを食す。のち杉並木前で記念撮影して小田原経由で無事帰京。初めてハーレーに乗った時のように肩がこった。

さて中本氏はハーレーダビッドソンもさることながらBMWの大ファンで何台もBMWを所有している。上の3台も全てその一部である。この中本氏、ニュージーランドが気に入ってしまって2002年には何回もツーリングに出かけBMW Bikes Vol17 に掲載された。 Vol17にはDVDビデオが付録となっている。中本さんは遊びがこうじてついにNZツーリングを所有する会社トムソーヤで商売としてはじめたようである。

2002/3/29

Rev. March 6, 2005


トップページへ