言語録

シリアル番号 日付

938

2005/5/28


名言 重大な事業をもくろんでいるとか、または大きな権力を手中にしようと思うほどの人ならば、他人に知られては不利と思うことはひたかくしにし、反対に知られたほうが有利と思ったことは、誇大に宣伝しなければならない。これは、一種のペテンであって、わたし自身の性格とはあいいれぬものである。
だが、個人の運命は、実像によるものよりも他人の評判に左右されることが多いのも現実である。だから、きみ自身が実際に得るところも大きくなるが、反対に、あまり上手くいっていないらしいという噂でも流れ出すと、きみの利益を損じることにもつながるのである
言った人、出典 16世紀フィレンツエのフランチェスコ・グィッチャルディーニ
(マキァアベヴェッリより16才若い)
引用した人、他 塩野七生 「サイレント・マイノリティー


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