言語録

シリアル番号 日付

647

2002/11/6


名言 ラクリモーザ(涙の日)
罪ある人が裁かれるために
塵から蘇るその日こそ涙の日である。
願わくは神よ彼を哀れみ給え。
主よ、やさしきイエズスよ、
彼らすべてに休みを与え給え。アーメン

Lacrimosa
Lacrimosa dies illa,
Qua resurget ex favilla,
Judicandus homo reus:
Huic ergo parce Deus.
Pie Jesu Domone,
Dona eis requiem. Amen
言った人、出典 レクイエム(Requiem)の一節
引用した人、他 ヴェルディ、フォーレ、モーツアルトのレクイエムはすべてグレゴリオ聖歌の「主よ、永遠の休息を彼等に与え・・・」(Requiem aeternam dona eis Domine・・・)ではじまるラテン語の歌詞を使っているため、レクイエムと呼ばれる。
モーツアルトのレクイエムはシュトゥパパ伯爵が20才で亡くなった妻の追悼ミサのために作曲を依頼したものだが、このラクリモーザの8小節まで完成させたところでモーツアルトは死の床についてしまう。未完の曲は弟子のジュスマイヤーがモーツアルトのスケッチを参考にしたり、女弟子に与えた練習曲などを織り込んで完成させた。このラクリモーザはモーツアルトのレクイエム中でも特に美しい部分であるが、同時にそれはモーツアルトの絶筆でもある。


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