言語録

シリアル番号 日付

278

98/07/14


名言 心頭滅すれば火もまた涼し
言った人、出典 織田信長に火あぶりにされた武田の菩提寺塩山の住職(明智光秀の遠縁)が言ったとされている
引用した人、他

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長谷見文一氏からこの言葉は良く「武田の菩提寺惠林寺快川和尚の言葉」と言はれて居りますが、臨在宗の僧ならば、必讀のヘ科書と成って居る「臨在錄」「碧巖錄」の「碧巖錄」の第四十三則に有ります公案の「洞山の寒暑回避」と言ふ公案の言葉で
 
 「安禪は必ずしも山水を須めず(もとめず)、心頭を滅却すれば火も自ずから涼し」
 
を、惠林寺の住職とも成れば勉強して頭の中に入って居る筈ですから、其の公案の言葉を口走ったものと思はれます。「日日是好日」(にちにちこれこうにち)も此の碧巖錄の第六則「雲門十五日」の公案の雲門禪師の言葉として載って居ます。

と原典を提示された。
Rev. April 24, 2013


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